東京・秋葉原の無差別殺傷事件で、警視庁に逮捕され精神鑑定を受けていた、元派遣社員、加藤智大容疑者(26)に関して、東京地検は6日、加藤容疑者に完全責任能力があったと判断。拘置期限となる10日にも殺人や殺人未遂の罪などで起訴する方針を固めた。また、一部の遺族や被害者に対し、加藤容疑者の鑑定結果を通知した。 東京地検は7月7日から3カ月の予定で、加藤容疑者を鑑定留置。鑑定医による本格的な精神鑑定を実施していた。 関係者によると、鑑定の結果、重大な精神疾患は見あたらず、犯行当時に殺傷能力の高いナイフを準備し、携帯電話サイトの掲示板に「犯行予告」を書き込んでいたことなどから計画性や強い殺意を認定できると判断したもようだ。 加藤容疑者は6月8日午後0時35分ごろ、東京都千代田区外神田の交差点に2トントラックで突っ込み、歩行者5人をはねた後、殺傷能力の高いダガーナイフで12人を次々と刺し、7人を殺害、