乗用車を不正に改造したなどとして、埼玉県警交通捜査課と飯能署は1日、道路運送車両法違反(不法改造などの禁止)の疑いで、桶川市坂田の中古自動車販売修理会社「アキュレイト」と、同市の足場工の男(21)をさいたま地検に書類送検した。同課によると、不正改造に関与した会社が立件されるのは全国で3例目だという。 交通捜査課の調べでは、足場工とア社の従業員の男3人=道路運送車両法違反容疑で逮捕=は共謀して平成20年11月28日、足場工の改造乗用車が車検を通るように部品交換したうえ、車検検査終了後、幅広タイヤなどを元通りに取り付けるなどの不正な改造をした疑いが持たれている。 交通捜査課によると、ア社はドリフト専門誌に不正改造の広告を出稿。同課は悪質性が高いとして会社の立件に踏み切った。ア社社長は足場工の不正改造には関与していなかった。社長は「客をつなぎ止めるためにやっていた」などと話しているという。 足場