米Microsoftは7月26日、オンライン広告売買の「AdECN Exchange」を運営する米AdECNの買収で合意に達したと発表した。買収金額は非公開。取引は年内に完了する見通し。 AdECN Exchangeは、広告スペースの売買をリアルタイムのオークション方式で行う「取引市場」。広告主やパブリッシャーと競合するものではなく、中立の立場でサポートするものだという。Microsoftでは、AdECNの買収について「広告主やパブリッシャーのROI(投資収益率)最大化をサポートし、検索およびディスプレイ広告の包括的なプラットフォームを構築するというMicrosoftの戦略の鍵となるもの」としている。 買収後、AdECNはMicrosoftのオンラインサービス事業の一部となるが、今後もカリフォルニアを拠点に事業を継続する。 関連記事 [WSJ] 脚光を浴びるWeb広告スペース取引市場 広告