【夫婦同姓の苦しみ Case06:妻の姓に改姓した夫の気づき】 先日、衆院選と同時に行われた最高裁裁判官の国民審査で不信任率の上位を独占したのは、選択的夫婦別姓を認めない現行の民法と戸籍法の規定を「合憲」と判断した深山卓也氏、林道晴氏、岡村和美氏、長嶺安政氏の4人だった。国民審査は1949年の制度開始以降、罷免された例がないことから形骸化していることが問題視されているが、今回の結果は選択的夫婦別姓に対する国民の意識が反映された結果だといえる。 現実には夫婦の96%において妻が夫の姓に変えていることから、選択的夫婦別姓は「女性の問題」だと捉えられることが多いが、決してそうではない。今回は妻の姓に改姓した男性に取材することができた。 必ず「婿養子?」と聞かれる 今年結婚8年になる藤原さん(仮名)が結婚時に妻の名字に改姓したのは、妻が自分の家名を存続したかったからだ。受け継ぐ家業があったわけでは
![妻の姓を選んだだけなのに…男性を悩ませる「偏見」と「トラブル」と将来への不安(此花 わか)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0eb4cdd89073bd5e45d30681d8d060cf76c142d3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Ff%2F8%2F1200m%2Fimg_f8fc3d658f56bcf0ccf358938938bc1641901.jpg)