ユーザー数570万人のソーシャル・ネットワーキング・サービス「mixi」(ミクシィ)の「コミュニティ」を活用したマーケティングが活発化している。 コミュニティはmixiの主要機能の一つで,ミクシィの笠原健治社長によると「現在,100万を超えるコミュニティがある。“趣味嗜好のロングテール”を実現している」というもの(写真1)。NTTドコモのようにmixiのコミュニティ運営に失敗し,10日間で閉鎖に追い込まれた例もある。一方で上手に活用した成功例も増えている。10月19日,開催中の「WPC TOKYO 2006」内の講演では,大塚製薬とスカパー・マーケティングが,mixi活用の成功例を紹介した。 二つの公認コミュ開設,自社サイトのアクセス数急増 大塚製薬のmixi活用は,同社の食物繊維飲料「ファイブミニ」のプロモーションが目的。ファイブミニはマーケティングの予算に限界があり,しかも薬事法がある