端午の節句と菖蒲 五月五日の端午の節句にはショウブの葉を湯船に浮かべる「菖蒲湯」に入るのが慣わしですが、このショウブ(Acorus calamus)はサトイモ科の植物で、花もガマ(蒲)の穂のような形状です。 漢方薬にも使用されるショウブは、根茎に芳香があり古くから邪気を祓うものとされていました。 また尚武(ショウブ:武道・軍事などを大切なものと考えること)や勝負とかけて、特に武家社会では縁起物とされました。 このショウブ、漢字では菖蒲と書きますが、菖蒲は「ショウブ」の他に「アヤメ」とも読む漢字です。 ですからこの記事のタイトルは「いずれアヤメかカキツバタ〜」で、「いずれショウブか〜」ではありません。 どうもこの「菖蒲」という字が、様々な混乱を呼んでいる原因のようですね。 混同されやすい菖蒲 菖蒲とだけ書くと、菖蒲(ショウブ)のことか、菖蒲(アヤメ)なのか、はたま