名越康文 1960年生まれ。近畿大学医学部卒業後、大阪府立中宮病院精神科主任を経て、99年、名越クリニックを開業。専門は思春期精神医学。精神科医というフィールドを越え、テレビ・雑誌・ラジオ等のメディアで活躍。著書に『心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」』(角川SSC新書、2010)、『薄氷の踏み方』(甲野善紀氏と共著、PHP研究所、2008)などがある。2011年4月より「夜間飛行」(http://yakan-hiko.com/)にて公式メルマガスタート。 本稿は、2011年1月26日、医学書院で行われた「ナーシング・カフェ 医療者のための心の技法」での名越康文氏の講演をまとめたものです。 心の成り立ちについての共通了解をつくる 名越康文です。はじめまして。よろしくお願いします。 医療職に限らず、人事や営業といった対人関係のお仕事をされている方に聴いて頂く講座では、僕は必ず「人間の心の成り立
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