第1部は日本人としてはじめてオリンピックに出場したマラソンの金栗四三(中村勘九郎)を軸に、1912年のストックホルムオリンピック、そして中止になった1916年ベルリンオリンピック、1920年のアントワープオリンピック、そして1924年パリの前年までが描かれます。 時間的には、1911年のマラソン予選会から、1923年の関東大震災後までの物語です。 軸となる主人公金栗はいながらも、各放送回とも裏主人公とも言うべき人物たちが現れ、名言連発だった『いだてん』第1部。ランキング形式になんてできない! 比較できないものばかりですので、今回は「忘れられない台詞」として個人的に印象に残る5つをご紹介します。 熊本国体で聖歌を持って走る金栗四三 ©共同通信社 三島和歌子「おまんさぁは三島家ん誇りなんじゃから」 (「第8回 敵は幾万」より) 三島弥彦は大資産家の息子ということもあり、将来は国を背負うエリート