SOUR 月日は流れてあれからどのくらい月日は流れて 足元朧げ広がる地図を越えて スマートフォンの充電残り10%のコーションに合わせて 今日一日がもう終わろうとしているみたい 放課後憂いのバス通り急ぐ家路 いつもどおりの景色ふと見上げたら 夕闇に染まる空はまだ 90sのBGMに懐かしさも感じなくなる程に 慌しげに過ぎ行く秋も冬もすぐに 季節外れの大雪が過ぎて ラジオDJも幾分静かな語り口 この国の憂いがただ流れていく夕暮れ時 いつかの足跡を追って 気付けばもう あれからどのくらい月日は流れて 足元朧げ広がる地図を越えて 綺麗なまんまのいつぞや思い出も 風に託したらやがてまた春が来る はじめよう いままた旅立てるの 唇から舌先を抜けて いま喉元に到達しつつある 中途半端に甘い温いコーヒーの後味が 僕の感覚をオブラートに包みながら おそるおそる焦がしていく いつかの足跡を追って 気
