全国のDV相談支援センター 全国の配偶者暴力(DV)相談支援センターに寄せられる相談のうち、障害のある女性からの相談が、健常者の女性の8倍のペースで増加していることが分かった。「世話をしてもらっているのだから」と、家庭内で圧倒的に弱い立場に置かれやすい傾向があるという。 内閣府男女共同参画局の調査結果をDPI(障害者インターナショナル)女性障害者ネットワークが分析した。2016年度の健常者女性の相談は13年度と比べ4.8%増え9万7787件、一方、障害がある女性からの相談は37.4%増え6929件だった。 毎日新聞が各地のDV相談窓口に取材したところ、長期にわたるDVでうつ病を発症したケースや、知的障害者が交際相手や配偶者から金銭的、性的に搾取される内容が目立った。被害者や加害者に発達障害が疑われ、コミュニケーションがうまくいかないことから暴力に発展するケースも増えている。支援につながるま