気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 新年早々、総務省の鈴木康雄事務次官が更迭される、というニュースが入ってきた。霞が関の中の方も含め、どう読み解けばいいのかという問い合わせを多くいただいたので、筆者なりの見立てを少々整理しておく。 今回の人事は「更迭」なのか まず今回の人事について、新聞各紙は「更迭」と表現している。この言葉、一般には「クビ」と同じようなニュアンスを有しており、非常に厳めしいものだ。まして事務次官という、事務方トップの人事であり、脱官僚を掲げている民主党政権の判断として、様々な憶測を招いていることだろう。 確かに、部下である事務次官を、上長である大臣の意向に沿って、その座から追いやる以上、更迭という言葉が間違っているわけではない。しかしこの人事自体、ある程度は折