尖閣諸島漁船衝突事件のビデオ流出 昨日のエントリの発端は、尖閣諸島沖で起きた漁船衝突事件のビデオが報道機関ではなく YouTube に流出したことである。YouTube に流すことを「報道の新たなスタイルだ」とする向きもあるようだ。たとえば、finalvent氏が「どういう法的根拠でグーグルは尖閣ビデオ流出記録を開示するのだろうか」というエントリで、こう書いている。 これは広義に報道であり、投稿者は広義にジャーナリストだろう。 広義が過ぎる、と抗議しておこう。 投稿者はジャーナリストか? ネットからの反論は出てきそうだが、そもそも匿名のジャーナリストを認めてよいだろうか、ということだ。ここでは、最終的に何らかの形で個人を特定できるハンドル名については匿名とはしない*1。問題は、報道した責任を負うつもりがあるかどうかだ。固定されたハンドル名(いわゆるコテハン)であれば、そのハンドル名で活動す