茅野市の児童生徒が1カ月間に読む本の冊数は小学4〜6年生が10.5冊、中学生が3.3冊であることが、市教育委員会の読書アンケート調査で分かった。前回調査(2010年度)に比べて小学生は0.6冊減少、中学生は同数だった。小学生はページ数が多く内容の濃い中学生はライト物語を時間を掛けて読む傾向がみられる半面、ノベル(若年者向けの軽文学)への志向が強まっている。 1カ月間に1冊を読み終えなかった「不読者数(率)」は、小学生が前回比1.5ポイント減の0.2%、中学生が同3.7ポイント減の3%。学年別では4年と6年が、小中全学年を通じて初めて「不読者ゼロ」を達成した。 本を読むきっかけ(複数回答)は、小学生は「学校や市図書館」が29.5%で最多。次いで「本屋」(18.9%)、「友達」(13.9%)。中学生は「本屋」が最多で28%。「学校や市図書館」(17.4%)、「友達」(17.1%)の順だった