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2013年3月19日のブックマーク (4件)

  • そんで、結局のところ、甲状腺癌の患者数は? - NATROMのブログ

    福島県の子供に対する甲状腺検査において、2次検査で細胞診を施行された76名のうち、真に甲状腺癌であるのは何人か。既に3人の診断が確定しているため、3人以上だ、とは言える*1。前回のエントリーでは、陽性反応的中割合と「100%引く偽陽性率」を取り違えて計算してはいけないとは述べたが、じゃあ結局のところ甲状腺癌は何人ぐらいなのか、という話はしなかった。 細胞診で悪性または悪性の疑いがあるとされた10人中、既に3人が甲状腺癌と診断されている。となると、残り7人も甲状腺癌である可能性はそれなりに高いと考えられる。一方で、手術という侵襲的治療を行うからには癌を強く疑う所見(たとえば腫瘤のサイズが大きい、細胞診の結果が「悪性の疑い」ではなく「悪性」である、など)もあったはずで、まだ手術がなされていない7人については先に手術された3人よりも甲状腺癌である可能性は低いとも考えられる。 感度90%(偽陰性率

    そんで、結局のところ、甲状腺癌の患者数は? - NATROMのブログ
    mui2_beta
    mui2_beta 2013/03/19
    3本シリーズ3本め。感度、特異度によるんですね……。この計算『医学者は公害事件で何をしてきたのか』でも、なかなかできませんでした。数学ダメだめ(涙)
  • 陽性反応的中割合と「100%引く偽陽性率」を取り違えた甲状腺癌数の推計について - NATROMのブログ

    さて、題。感度や偽陽性率といった用語の意味を確認したいときは、■特異度と偽陽性率と陽性反応的中割合とで引用した表を参考にせよ。 問題:甲状腺癌の2次検査の細胞診検査において7名が悪性と診断された。この検査の感度は90%(偽陰性率10%)、特異度は90%(偽陽性率10%)である。この7名のうち真に甲状腺癌であるのは何人か? 報道によれば、福島県の子供約3万8000人に対する甲状腺検査において、2次検査で細胞診を施行されたのは76名である。76名のうち10名が悪性もしくは悪性の疑いありとされ、その10名のうち3名が既に手術を施行され甲状腺癌と診断が確定した。残りの7名はまだ確定診断に至っていない。3万8000人中の3人というのは、原発事故との因果関係があるかどうか断定できないものの、多発と言っていい数字であるのは確かである。スクリーニング検査による掘り起こしに過ぎないのか、それとも有意に甲状

    陽性反応的中割合と「100%引く偽陽性率」を取り違えた甲状腺癌数の推計について - NATROMのブログ
    mui2_beta
    mui2_beta 2013/03/19
    ぐぬぬとなりながら読みました。騙されないためにはこの山を越えないと……。3本シリーズ2本め。
  • 特異度と偽陽性率と陽性反応的中割合と - NATROMのブログ

    問題:疾患Aの有病割合は10万人に1人である。あなたは疾患Aに関して特にリスクが高いわけでも低いわけでもなく、平均的なリスクを有している。あなたが検診で疾患Aの検査を受けたところ、陽性であるという結果であった。この検査の感度は100%(偽陰性率0%)、特異度は99%(偽陽性率1%)である。あなたが真に疾患Aである確率は? 感度・特異度の話はややこしく、うっかりするとたやすく間違えてしまう。信頼できる書籍をアンチョコにするのがよい。以下、医学者は公害事件で何をしてきたのか(津田敏秀著)より表を引用する。 診断の正しさを評価するための2かけ2表 「感度は100%。特異度は99%」という高い精度の検査で陽性という結果が出た以上、真に疾患Aである確率は高そうに直感的には思われる。しかし、実際にはそれほどではない。有病割合がきわめて低いと、検査で陽性の結果が出た人の大半が偽陽性である。実際に2×2の

    特異度と偽陽性率と陽性反応的中割合と - NATROMのブログ
    mui2_beta
    mui2_beta 2013/03/19
    図を自分で書き写して、ようやくなんとか…。このあとの2本の記事とあわせて。
  • 『大河ドラマ「八重の桜」視聴率予測』

    NHK大河ドラマの視聴率、 どんなドラマが日人に受け入れられるのかという知的好奇心から なんとなく気になるところです。 昨年の「平清盛」は史上最低の平均視聴率の12%でした。 もちろんドラマの面白さと視聴率とは必ずしも結び付かないかと思いますが、 日人の嗜好を推察するうえでとっても参考になるかと思います。 そこで、今年も[昨年] 同様、統計手法を用いて その視聴率形成の現象メカニズムにおける因果の法則性分析し、 今年の大河ドラマ「八重の桜」の視聴率を予測したいと思います。 用いる統計手法は、例えば「平安時代」「幕末」「男」「女」など 数量ではないカテゴリカルな変数(質的データ)から 視聴率と言う数量(量的データ)を予測することができる 数量化理論Ⅰ類を用いることにします。 さて、最初に結論を言ってしまいますと(笑) 今年の分析においては、昨年よりも変数を増やして さらに予測精度を高める

    『大河ドラマ「八重の桜」視聴率予測』
    mui2_beta
    mui2_beta 2013/03/19
    ということは「江戸」「戦国」で「自然死」する「天下人」を、大河初主演俳優が演じれば勝つる…? 興味深い。