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ブックマーク / gendai.media (8)

  • 『いだてん』は「スポーツ・感動・ファシズム」の関係を描いた傑作だ(堀越 英美) @gendai_biz

    「全体」「感動」が重視される日のスポーツ 1996年アトランタ五輪で、女子競泳の千葉すず選手がバッシングされたことを今も鮮明に覚えている。 メダルを獲れなくてもカラフルなアフロヘアのカツラをかぶってプールに登場し、オリンピックは楽しむつもりで出た、メダルメダル言う人は自分で泳いで獲ればいいとインタビューで放言する彼女は、同年代の筆者にはすさまじくかっこよく見えた。しかしそんな人間は少数派だったようだ。 当時、彼女は二十歳そこそこ。自分とさして年の変わらない、そして自分よりはるかに努力家で強くかっこいい女性が、ただ楽しんだだけでバッシングされている姿にショックを受けずにはいられなかった。 世界レベルで楽しむ彼女がダメなら、日のすみっこで娯楽にまみれて生きる自分なんて土に埋もれるしかないではないか。若者の頑張りに勝手に「感動の物語」を期待し、「感動の物語」から逸脱すれば容赦なく叩きのめす。

    『いだてん』は「スポーツ・感動・ファシズム」の関係を描いた傑作だ(堀越 英美) @gendai_biz
    mui2_beta
    mui2_beta 2019/03/11
    クドカンと訓覇Pが組んで単なる五輪礼賛ドラマは作らないと、半ばは希望的観測で思っていたけれど、どうやら日本の近代は何だったのかに迫る名作になりそう。五輪の本質に迫って、痛烈な批判になってる
  • アウシュヴィッツは「ホロコーストの代名詞」か?(田野 大輔) | 現代新書 | 講談社(1/4)

    第二次世界大戦中、ナチス・ドイツによって遂行されたユダヤ人の大量虐殺、これを「ホロコースト」と呼ぶ。600万人にも上る犠牲者を出したこの未曾有の惨劇について考えるとき、私たちはすぐにアウシュヴィッツ強制収容所での組織的・機械的な殺戮を想起しがちである。 だがこうした一面的なイメージにとらわれすぎると、アウシュヴィッツに行き着くまでのホロコーストの紆余曲折に満ちた展開を見落とすことになりかねない。 実のところ、ユダヤ人犠牲者の大多数はこの収容所での殺戮がピークを迎える以前に別の場所で殺害されており、殺害の経緯や方法もアウシュヴィッツでのそれとはかなり異なっていたのである。 記事では、そうした重要な論点を5つのポイントにまとめ、それらを中心にホロコーストの大きな流れを整理することで、この史上類を見ない惨劇を理解するのに必要な基的視角を提示したい。 ①アウシュヴィッツがホロコーストのすべてで

    アウシュヴィッツは「ホロコーストの代名詞」か?(田野 大輔) | 現代新書 | 講談社(1/4)
  • TOKIO強制わいせつ事件、「あの一言」が全てを台無しにした(原田 隆之) @gendai_biz

    過熱報道を見て思うこと 人気グループTOKIOの山口達也メンバーが、女子高校生に対する強制わいせつ容疑で書類送検された。 歴史的な南北首脳会談の前日であるにもかかわらず、ワイドショーばかりかニュース番組もこれをトップで報じ、人の謝罪会見の場面が長々と流された。 国民的人気グループのメンバーによる性犯罪容疑というのは、確かにショッキングであるし、復興支援や東京オリンピック・パラリンピックなどに関する活動も行っているため、多方面に影響を及ぼす事態であることはわかる。 しかし、それにしても、隣国の歴史的イベントであり、わが国にとってもわれわれ自身の生命や安全がかかっている朝鮮半島の核問題や、拉致家族問題の解決が大きく動き出すかもしれない会談よりも、これが大事なニュースなのだろうかと、毎度のこととはいえ呆れてしまった。 さらに、被害者やその家族にしても、どのチャンネルに変えてもこれだけ長々と見た

    TOKIO強制わいせつ事件、「あの一言」が全てを台無しにした(原田 隆之) @gendai_biz
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    mui2_beta 2018/04/30
    「加害者が100%悪い」依存症や性犯罪の治療をしてきた専門家の談話
  • 部活動の全国大会は、もう廃止してしまったほうがいい(内田 良) @gendai_biz

    部活動の「未来展望図」 ここ数年、部活動改革の議論がかつてないほどの勢いで高まっている。 今年6月には、学校問題を長らく追い続けてきたライターの島沢優子氏が『部活があぶない』(講談社現代新書)を刊行したばかりである。私もその流れにあやかるべく7月末に『ブラック部活動』(東洋館出版社)を上梓した。 拙著のなかで、私が執筆すべきかどうか最後まで迷った内容がある。それは部活動の「未来展望図」である。 私は、エビデンス(科学的根拠)を軸にして、そこに当事者の声を織り交ぜながら文章を書くことが多い。だが「未来展望図」というのは、これから先のことであるから、当然ながらエビデンスも声もない。 だが他方で、私には焦りがあった。それは、部活動改革の議論が「目先」の課題に振り回されているように思えたからだ。 「外部指導者」活用の落とし穴 たとえば外部指導者の活用がいま、部活動改革の目玉として全国の自治体で積極

    部活動の全国大会は、もう廃止してしまったほうがいい(内田 良) @gendai_biz
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    mui2_beta 2017/08/21
    部活の全国大会があることで逆に、プロになれなかったり(なっても故障ですぐ終わったり)、世界レベルになれない選手がいそう。私は習い事の書道ですら大会的なものに出したことがない勝負しない派
  • 「神風特別攻撃隊」の本当の戦果をご存じか?(栗原 俊雄) @gendai_biz

    特攻。今日では美化されて語られることの多い「十死零生」のこの作戦。一方で、はたしてその戦果がどの程度だったのか、が語られることは少ない。毎日新聞記者・栗原俊雄氏が、ある特攻隊員の証言と史料をもとに、歴史の闇に斬り込む。(前編はこちらから) 「特攻の記憶」 目の前に、「桜花」を抱いた一式陸上攻撃機(一式陸攻)が飛んでいた。護衛のゼロ戦に乗っていた野中剛(1925年生まれ)は突然、「耳元でバケツを打ち鳴らされたような音を聞いた」。そして機体後部に「ガン」という衝撃を感じた。 1945年3月21月。海軍鹿屋基地(鹿児島県)から特攻隊が飛び立った。一式陸攻18機を基幹とする「神雷部隊」である。護衛のゼロ戦は30機。敵は九州沖南方の米機動部隊(航空母艦=空母を基幹とした艦隊)であった。一式陸攻は爆弾、魚雷も搭載できる軍用機だが、この日は初めての兵器を胴体に抱いていた。 その兵器こそ特攻のために開発さ

    「神風特別攻撃隊」の本当の戦果をご存じか?(栗原 俊雄) @gendai_biz
  • 日本のCMの「炎上狙い」海外なら一発アウトです!(河尻 亨一) @gendai_biz

    「男社会のシンボル」に挑む少女像 毎年6月に南仏で開催される国際広告フェス「カンヌ・ライオンズ(以下、カンヌ)」を今年も取材した。 世界の企業や団体が、いまどんな発想でいかなる手法を用いて、ブランディングやプロモーションを行っているのか? そのトレンドや全体像を短期間で把握するのに、このフェスティバルはうってつけである。 昨年はAI人工知能)を活用したキャンペーンなど先端技術モノが脚光を浴びたが、今年はどうだったのか? 主だった事例を解説したのち、日の現状も考えてみたい。 まず、今年もっとも大きくフィーチャーされたテーマは「ジェンダー・イコーリティ」。 性に対する偏見の解消や女性活躍は、近年我が国のみならずグローバル社会全体のビッグイシューとなっており、どうすれば広告やメディア産業がそこに寄与できるのか? ということを議論するセミナーなどが大変目立った。 女性の活躍を応援するキャンペー

    日本のCMの「炎上狙い」海外なら一発アウトです!(河尻 亨一) @gendai_biz
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    mui2_beta 2017/07/18
    日本は先進国になる前におちぶれてしまったから、もう、前進はないのかな?男尊女卑のまま、人間も減って消滅するのはいやだ
  • いつまで高校球児の"肩"を酷使し続けるのか? 元大リーガーが斬る「甲子園」の大問題(長谷川 滋利) @gendai_biz

    いつまで高校球児の"肩"を酷使し続けるのか? 元大リーガーが斬る「甲子園」の大問題 「志願の連投」は美談じゃない! 「故障と甲子園」当の関係 夏の甲子園がいよいよ始まりました。みなさん同様、僕も楽しみにしています。観戦していても楽しいものですし、若い才能が輝く瞬間には誰もが魅了されます。 ただ、楽しみと同じくらい、元甲子園球児としても、野球関係者としても、危機感を抱いています。 その理由は様々ですが、いちばんの危惧はやはり投手の肩の酷使ですね。ここ20年で500球を超えて投げ、現在もプロで活躍している投手を調べてみました。その中にはもちろん、連投も含まれています。 春のセンバツでもっとも球数が多かったのは安楽智大投手(愛媛県済美高校出身/楽天)で、5試合で772球を投げています。夏は斎藤佑樹投手(東京都早稲田実業/日ハム)で、7試合で948球を投げ抜いています。 他にプロに進んだ投手を

    いつまで高校球児の"肩"を酷使し続けるのか? 元大リーガーが斬る「甲子園」の大問題(長谷川 滋利) @gendai_biz
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    mui2_beta 2016/08/10
    甲子園が好きな人のための人柱のようなもので、あれはスポーツではないのだろうな
  • 米刑務所に日本のメーカー幹部が次々に投獄されている(新垣 洋) @gendai_biz

    いま、アメリカの刑務所に日の自動車部品メーカーの幹部らが収監されていることをご存じだろうか?アメリカ政治家や企業が威厳を取り戻すために、日企業をターゲットにして、徹底的な取り締まりを始めようとしているのだ。ジャーナリスト・新垣洋氏の特別リポート。 なぜタカタは狙われたのか 異常な破裂を起こすなどして米国では5件の死亡事故が確認されているタカタ製エアバック。米運輸省のフォックス長官は11月3日、「何年にもわたってタカタは欠陥製品を売り、欠陥を認めるのを拒み、情報を提供してこなかった。この混乱を解決するために、対応を強化した」としてタカタに最大2億ドルの制裁金を科すことを発表した。 タカタがエアバックの異常破裂を最初に受けたのは2005年頃とされている。最初のリコール(回収・無償修理)が2008年だから、「対応が遅かった」という指摘はその通りだろう。 ただ、今回の騒動はもう少し背景を見定

    米刑務所に日本のメーカー幹部が次々に投獄されている(新垣 洋) @gendai_biz
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    mui2_beta 2015/12/24
    日本は企業の法律違反に甘いよね。法治国家といえるのか?
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