ブックマーク / blog.tinect.jp (14)

  • 文章を書くことが好きではない人のための、文章の書き方

    「文章を書くのが苦手。ライターなんて絶対にできない」 この仕事をするようになってから、何度かこう言われることがあった。 書くことが苦手な人は、どうやら結構多いらしい。 わたしは書くのが大好きな人間なので、いまいちその気持ちがわからず、なにが・なぜ・どういうふうに苦手なのか、いろいろと聞いてみた。 すると、 「なにから書けばいいかわからない」 「言いたいことをうまく文章にできない」 「とにかく時間がかかって嫌になる」 といった答えが返ってくる。 どうやらみんな、「最初から完璧に書こうとしている」ようだ。だから、「ちゃんと書けない」と投げ出してしまう。 正直、そういうのって、くだらないなーと思う。 文章なんて、好きなところから好きなように書けばいいのに。 書くのが苦手でノウハウに手を出し、さらに頭を抱える「書けない」人たち デジタル化が進み、メールやチャットなど、文章能力が求められる場面が増え

    文章を書くことが好きではない人のための、文章の書き方
  • ごく短期間で新人を「一人前に稼げるようにする」ためのしくみ。

    私が新卒で配属された部署は、入社から1年もたたず、クライアントに「一人前のコンサルタント」として、一人で訪問しなければならない仕事が結構あった。 もちろん、会社としてサービスの質を落とすわけにはいかない。 新卒であるから、など、お客さんにとっては何の言い訳にもならないし、会社のブランドを背負っている。 「新卒に、いきなりコンサルタントなんてできるわけないじゃないか」と思う方も多いだろう。 クライアントの役員や部門長、時には経営者に対して、新卒のペーペーが何を言えるというのか。 入社した私自身ですら、そう思っていた。 しかし、入社してしばらく経つと、私は自分の配属された部門が、「素早く人を育てる」仕組みを備えていることがわかってきた。 そして実際、私のようなペーペーが、クライアントに支障なくサービスを提供し、継続案件までいただけるようになった。 いったい、彼らはどのような仕組みで、新卒や第二

    ごく短期間で新人を「一人前に稼げるようにする」ためのしくみ。
  • 日本人は結論から言うのが苦手

    先日当サイトで、『なぜ「結論から話す」が、なかなかできないのか、観察したら、理由が分かった。』という記事が公開され、5万回以上読まれていた。 記事内で結論から話せない理由として挙げられているのは、「言い訳したいから」「急かされるから(話がまとまっていないから)」「習慣づいていないから」の3つだ。 たしかに、どれも「結論から話せない理由」として妥当なものだと思う。 でも現在ドイツに住み、ドイツ語で日常会話しているわたしが思うのは、「そもそも日語は結論から話すのに向いていないんじゃ?」ということだ。 日語の仕組みでは「結論は最後」にくる 日語という言語は、ざっくりいえば「主語→いろんな説明→述語」という順番で成り立っている。 「わたしは」という主語があり、「学校に」という説明が入り、「行きました」という述語で締める。これが基だ。 一方英語ドイツ語は、「主語→述語→その他」という順番で

    日本人は結論から言うのが苦手
  • 「率先垂範」に対する誤解が、日本のリーダーを劣化させた。

    自己啓発のセミナーやでよく目にする言葉に、「率先垂範」というものがある。 リーダーであれば、何事も部下の先頭に立って模範を示しましょう、という意味の教えだ。 京セラの創業者で、日を代表する経営者・稲盛和夫氏もその重要性を繰り返し説いているので、座右の銘にしているビジネスリーダーも多いだろう。 太平洋戦争で連合艦隊司令長官を務めた山五十六も、 「やってみせ 言って聞かせてさせてみせ ほめてやらねば人は動かじ」 と詠んで率先垂範の重要性を説き、大軍勢を率いる基として大事にしている。 しかし私はこの言葉ほど、誤解とともに広まり、時に害悪にもなっている教えはないと思っている。 そして実は、その誤解が日のリーダーたちを劣化させている原因の一つではないかとすら考えている。 それはどういうことか。 「私が指揮官でも同じ判断を下しました」 話は変わるが、私が親交を頂いている知人に、航空自衛隊で空

    「率先垂範」に対する誤解が、日本のリーダーを劣化させた。
  • 「意識を変えて行動する」は誤りで「行動を変えると意識が変わる」が正しい。

    最近、人間の意志なんて当てにならないなぁ……と思うことが増えてきた。 いや、ざっくり「人間」といってしまうと、強い意志をもって大きなことを成し遂げた人たちに失礼かもしれない。 でもわたしのように、意志が弱くてすぐ楽なほうに流されてしまう人は多いんじゃないだろうか。 意志の弱い人間が意識を変えたって、どうにもならない。 変えるべきは、まず行動なのだ。 「タイマーをオンにすれば、モチベ関係なくやらなきゃって気分になるよ」 少し前から、夫が「毎日30分家事をする」というマイルールを自分に課している。 残業した日でも変わらずに、ちゃんと30分家事をするのだ(主に掃除)。 「もう3か月くらい続いてるよね」と言ったところ、「大事なのはとにかく行動することだから」だと言う。 「今日はどこを片づけよう?と考えずに、タイマーをオンにして目についたものを片づけていく。モチベーションがどうであれ、タイマーを回し

    「意識を変えて行動する」は誤りで「行動を変えると意識が変わる」が正しい。
  • テックジャイアントが軸足を移す「メタバース」とは

    2021年を象徴する2つの“空(くう)”「スペース」と「メタバース」 コロナ禍が色濃く残った2021年、実社会の閉塞感を打ち破る号砲の如く表舞台に躍り出た2つの“空(くう)”があります。 宇宙空間(Space)と仮想空間(Metaverse)です。 宇宙空間については、イーロン・マスク率いるスペースXが民間人だけでは世界初となる地球の軌道周回を成功させたのを皮切りに、ヴァージン・グループ創業者リチャード・ブランソンやアマゾン創業者のジェフ・ベゾスらが、自らの宇宙開発会社のロケットで宇宙へと飛び立ちました。 彼らによる宇宙からのライブ配信に釘付けとなった方もいらっしゃるでしょう。 そのような最中、彼らとは異なるヴィジョンを示したもう一人のビリオネアがいました。 フェイスブックの創業者、マーク・ザッカーバーグです。 彼が初めて公の場で「メタバース」構想に言及したのは、2021年7月下旬のことで

    テックジャイアントが軸足を移す「メタバース」とは
  • 人は「楽と感じる方法」しか選ばないことを前提に、仕組みを作らなければならない。

    少し以前のことだが、あるベンチャー企業のドキュメンタリーをみていた時のことだ。 その会社では、社運を賭け画期的な生活家電の製造・販売に乗り出し、デパートの催事場で展示即売会を仕掛けるという。 出陣式のようなものまで開き、やる気みなぎるように見えるシーンには熱気を感じる。 しかしいざフタを開けてみれば、販売目標50台に対して売れたのはたったの10台。 営業部長以下、社員全員が意気消沈してしまい、社に戻るとさっそく反省会を始めることにした。 そしてその際、社員たちから出てきた反省の言葉は要旨、以下のようなものだった。 「お客様から質問をして頂いても、ほとんど答えることができなかった」 「新機能をどのように使うのかなど、生活に即したアドバイスができなかった」 表現はそれぞれだが、社員たちの言葉は製品を理解していないために売れなかった、という趣旨のものだった。 それらの言葉を受け、営業部長は居合わ

    人は「楽と感じる方法」しか選ばないことを前提に、仕組みを作らなければならない。
  • 会話のうまい人とそうでない人の決定的な差がどこにあるか、ようやくわかった

    公私共に、会話のうまい人を、たくさん見てきた。会話はコミュニケーションの基礎であり、また終着点でもある。上手であることに越したことはない。 ではどうすれば、会話が上手い人、あの人と話すのが楽しいね、と言われる人になり得るのだろうか。 一説によれば「聞き上手となるべき」という人がいる。ウンウン、と相手の話をよく聞き、相手に気持ちよく喋ってもらうことに注力せよ、という。 しかし最近、それはどうも違う、と感じることもある。聞き上手であることは特定のシーンにおいては重要なのだが、必ずしもそうではない。 例えば私は普段「聞き上手」の人をあまり求めていない。 なにか観察されているのでは、と勘ぐってしまうからなのだが、むしろ話上手、と言われる人の方が与しやすく、会話も続くのだ。 また、世の中に散らばる「会話のしかた」は、いかにもマニュアル的で個別のシーンで使い勝手が悪い。だから最近まで私は「会話に王道な

    会話のうまい人とそうでない人の決定的な差がどこにあるか、ようやくわかった
    muneking
    muneking 2016/12/23
    テスト投稿。。。 会話のうまい人とそうでない人の決定的な差がどこにあるか、ようやくわかった | Books&Apps:
  • サラリーマンの面白さを語る

    何かとステレオタイプなイメージで語られがちな「サラリーマン」だが、少し前に一緒に働いたシステム会社の方で 「サラリーマンって、仕事すごく面白いよ」 という方がいた。 彼は特に有名企業で働いているわけでも、給料が特に良いわけでもない。だが、仕事への工夫と情熱、という意味では彼はピカイチだった。 私も同感だ。サラリーマンがつまらないというのは間違いだと思う。 実際、私もサラリーマンとして10年以上を同じ会社で過ごした体験から、間違いなく言える。サラリーマンほど、きちんと働けば面白いものはない。 要は仕事を面白いものとできるか、つまらないものとするかは、サラリーマンであるかどうかとは質的に関係ない。 いや、そんなことはない、サラリーマンは退屈だから独立しろ、所詮社畜だ、そういった意見も聞く。 もちろん、そう言った意見にももちろん理があるのは認める。 が、まあ聞いて欲しい。組織でなければできない

    サラリーマンの面白さを語る
    muneking
    muneking 2016/07/07
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  • 「新しい働き方」が一般的になると、どうなるのか?5つの課題と展望について。

    「新しい働き方」をする人が徐々に増えていると言われる。 だが「新しい働き方」の定義と実態とはどのようなものか。メリットが強調されるが、デメリットはないのか。そういったことについてはあまり情報はない。 時に「リモートワーク」や「時間が自由」など、制度面だけが強調されるが、質的には「社会と人に対する考え方の変革」につながっている、重要なテーマだ。 そこで、つい先日「新しい働き方」について、グループで議論をする機会があったので、その議論についてまとめ、展望と課題について見てみる。 1.「時間」ではなく「成果」を中心に働くようになる 「新しい働き方の特徴の一つは、報酬が「労働時間に応じて支払われるのではなく、成果に応じて支払われる」という点ですかね。」 皆が頷く。 「「作ればその分売れる」って言う時代じゃなくなりましたからね。「働けばその分もらえる」がなくなるのも無理ありません。実際、大企業が率

    「新しい働き方」が一般的になると、どうなるのか?5つの課題と展望について。
    muneking
    muneking 2016/06/28
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  • 「会社の仕事ばかりやっていると、ウデが上がらないので、他の会社の手伝いをしていますよ。」の本質

    数万年前、農耕という究極のテクノロジーを獲得して以来、狩猟採取に比べて圧倒的な生産性の高さから、人類のほとんどは生まれた土地で暮らし、働き、死ぬようになった。 したがって、農耕が始まって以来、近代までは基的に多くの人は農民をはじめとした一次産業の生産者として「生まれた土地」に人生を縛られていた。 ところが18世紀から19世紀の産業革命とともに出現した「工場」は「生まれた土地」から人を引き離した。工場は農村から大量の人を吸い上げ、農業で生計を立てるよりも遥かに豊かな都市での暮らしを約束した。 「都市」と「労働者階級」は産業革命の嫡子であり、この頃から我々の知る「会社勤め」が出現した。だが、その頃の「会社勤め」は、現在の会社勤めとは全く様子が異なり、「農村で飢えるよりは工場で働いたほうがマシ」と言った程度だったため、次第に資家と労働者の間に深刻な対立を引き起こした。 その頃の人々は工場労働

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    muneking
    muneking 2016/06/01
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  • 「業績を劇的に改善させます」というコンサルの手法とは。

    コンサルティング会社、とくに中小企業向けで「短期間で会社の業績を劇的に改善させます」というキャッチを掲げている会社をよく見かける。 「劇的に改善させる」というキャッチは聞こえが良いので、そういった会社に依頼をしている中小企業の経営者を数多く見たが、コンサルタント達はどうやって一気に業績を改善させるのか、その手法は以下のとおりだ。 1.まずはコストカット まずは人件費以外のコストで大きなところを重点的に改善する。だいたい槍玉に上がりやすいのは、交際費、広告宣伝費、交通費、通信費、消耗品費など。場合によって福利厚生費、研修費など。家賃などもカットの対象になる。 これだけで営業利益率が5%程度変わる会社もあるから、とりあえずの「劇的に改善させます」という言葉の裏付けにはなる。ただしこれらの施策は一過性だ。 2.次に人件費 コストカットをしたら、丸である人件費に手を付ける。この施策は恒久的ではあ

    「業績を劇的に改善させます」というコンサルの手法とは。
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    muneking 2015/12/17
    「業績を劇的に改善させます」というコンサルの手法とは。
  • ある社長が、「会社をつぶして学んだこと」を話してくれた。

    知人が会社を閉じるそうだ。 4年間にわたり会社をやってきたが、ずいぶんと厳しい経営状況だったとのこと。 3人いた社員はすでに全員、社長が取引先に頭を下げてまわり、再就職先が決まっているそうだ。 残るは自分の身の振り方だけという。 彼はもともと、IT企業に勤めるエンジニアだった。 顧客から、「仕事を出すから、独立しない?」と言われ、独立したという。 もちろん、独立当初はきちんと仕事を出してもらったそうだ。 しかし、顧客の経営環境が変わり、知っている担当も次々と異動し、徐々に仕事は減っていった。 これはまずい、と新しい顧客を開拓しようと考えたが、他に人脈も、営業の経験もなく、急には仕事が見つからない。 「ウェブサービスをつくろう」ということでいくつかのサイトを公開してみたが、アクセスは伸びず、赤字は膨らんだ。 ついには社員に給料が払えなくなり、会社を閉じる、と言う決断に至ったということだ。 聞

    ある社長が、「会社をつぶして学んだこと」を話してくれた。
  • 「なんで働かないといけないんですか?」と聞いた学生への、とある経営者の回答。

    昨年はこの時期には既に企業の「会社説明会」が始まっていた。が、今年は就職協定の影響で、来年の3月からとなっている。 学生の動きもそれにつられて遅くなるのかとおもっていたが、実際には水面下でかなりの学生が動いているようだ。これは、「インターン」と名付けられた「青田買い」の影響もあろう。 さて、とある会社の「インターン」に参加した学生の一人が、インターン終了後、あるメールを送ってきた。インターンへのお礼を綴ったメールであり、会社の経営者に宛てたものであったが、その中にある「質問」が含まれていた。 私はそのメールを経営者に転送し、どのように返答するか、指示を仰いだが、その会社の経営者は、質問を見て「自分で回答したい」と言った。その質問とは、オブラートに包まれてはいたが、要約すれば、 「なんで働かないといけないんですか?」 という質問だった。 その経営者は「確かに、インターンの成績や、質問内容は採

    「なんで働かないといけないんですか?」と聞いた学生への、とある経営者の回答。
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