辺野古埋め立て申請先送りへ=普天間移設で政府調整 辺野古埋め立て申請先送りへ=普天間移設で政府調整 政府は22日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古沿岸部への移設に必要な県に対する埋め立て許可申請について、12月16日投開票の衆院選後に先送りする方向で調整に入った。沖縄で米兵による事件が相次ぎ、米軍基地への反感が高まっている状況下で、申請に踏み切れば事態を悪化させかねないとの判断からだ。 野田佳彦首相と森本敏防衛相、玄葉光一郎外相ら関係閣僚は22日、首相官邸で申請時期を含め対応を協議。外務省幹部によれば結論は出なかったが、外相はこの後の記者会見で「手続きの実施時期を決められる状況ではない」と述べ、衆院選前の許可申請に否定的な見解を示した。 政府関係者も、相次ぐ米兵の事件に加え、地元の反対を押し切る形で米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ配備が強行され、沖縄の反