わしがAKBに熱狂した理由 アイドルグループというものを考えてみたい。 なぜAKB48にあれほど嵌ったわしが、今は興味を失っているのか? 簡単なことで、AKB48 の快進撃は社会現象だったからである。 あれほどの大人数のアイドルがグループで売り出すという現象も初めてのことだった。 「握手会」で「会えるアイドル」というシステムが導入され、まるで選挙のようにファン(ヲタ)を獲得し、支持するメンバーを「推し」と言い、目移りすることを「推し変」と言ったり、独特の言葉が次々に生み出されていた。 新しい文化が生まれていたのだ。 ヲタの支持を得たメンバーが運営にも推されていくという「民主主義」のシステムが導入され、ついに「総選挙」までやり始める。 アイドルに「直接民主制」が導入されたが、実はその票自体が「カネ」で何万票でも買っていいという「金権選挙」を堂々と容認していた。 無名のメンバーをヲタたちが協力