千葉市美浜区で4日まで開かれた「レッドブル・エアレース千葉2017」で、日本人の操縦する零戦が東京湾の上空を飛行した。 パイロットを務めたのは米国在住で、操縦士歴40年の柳田一昭さん(66)。飛行を…
千葉市美浜区で4日まで開かれた「レッドブル・エアレース千葉2017」で、日本人の操縦する零戦が東京湾の上空を飛行した。 パイロットを務めたのは米国在住で、操縦士歴40年の柳田一昭さん(66)。飛行を…
10歳になったことを祝う「2分の1成人式」が、小学校の行事として定着しつつあります。親への「感謝の言葉」の発表などが「感動する」と評価されているようです。一方で、場合によっては子どもにとってつらい体験になることもあり、配慮を求める声も出ています。 2分の1成人式は小学4年生が対象で、成人式と同じ1月などの3学期に開かれることが多い。子どもが親への感謝をつづった手紙や将来の夢を発表するのが主流で、親から子どもにメッセージを贈ることもある。 学習指導要領に明記された活動ではなく、あくまでも学校の自主的なイベントだが、実施する学校が全国的に急速に広がっている。浜松市は「自分を支えてくれる家族や先生に感謝しながらこれまでの自分を振り返り、将来に対して希望を持つため」として、2011年度から開催を推進。15年度には市内にある100校全てで開かれた。 02~04年度に小学4年の国語教科書の一部で取り上
香港政府トップの行政長官に7月に就任する林鄭月娥(キャリー・ラム)氏が、香港出身の歌手アグネス・チャンさんに対し、教育局長(閣僚)への就任を要請した。香港のネットメディア「衆新聞」が27日に報じた。林鄭氏は候補者の一人として中国政府に推薦したという。 アグネスさんは衆新聞に対し、「コメントできない」としつつも、「みんなが希望するなら、私はどんなポストでも引き受けたい」と語った。 アグネスさんは1955年生まれ。72年に日本でデビュー。米スタンフォード大で教育学博士号を取得し、昨年3月、国連児童基金(ユニセフ)のアジア親善大使になった。著書に「スタンフォード大に三人の息子を合格させた50の教育法」がある。(香港=益満雄一郎)
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北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キムジョンナム)氏が殺害された事件で、マレーシア警察は24日、正男氏の遺体から猛毒の化学剤「VX」の成分が見つかったと発表した。神経に作用し、微量でも体に吸収されると死に至る可能性が高い毒物で、正男氏が毒殺されたことが確実になった。 VXは化学兵器禁止条約で製造、保有、使用が禁止されており、調達には組織的な関与が必要とみられる。正男氏殺害をめぐっては、北朝鮮国籍の男8人が関わった疑いが浮上。この中には在マレーシア北朝鮮大使館の2等書記官も含まれ、北朝鮮の工作機関が犯行を主導したとの見方が強まった。 マレーシア警察は死因特定のため、15日に司法解剖を実施し、遺体から細胞や付着物などを採取。毒物が含まれていないか詳しく調べた結果、正男氏の目の粘膜や顔の表皮からVXの成分が検出されたという。 正男氏は13日午前、クアラル…
住宅設備大手リクシル(LIXIL)の瀬戸欣哉社長は15日、山本公一環境大臣との面談で、「放射能の影響で(体が)大きくなった」などと述べた。面談後に報道陣に発言について問われ、「誠に不適切だった」などと釈明した。 面談は地球温暖化対策で企業が果たす役割などに関する意見交換の場だった。冒頭、瀬戸社長の体格がよいことを山本大臣がほめた際に答えた。瀬戸社長は面談後に記者団に発言の意図を問われ、「体重が多くなってしまったことの妻への言い訳だった」と説明した。山本大臣は「発言に気付かなかった」と話した。 環境省は東京電力福島第一原発事故による放射能汚染の影響を抑えるため、福島県などで除染を行っている。専門機関の報告書などによれば、被曝(ひばく)による人の体格への影響は確認されていない。
公文書管理法の制定を主導した福田康夫・元首相(80)に話を聞いた。 ――小泉内閣の官房長官だった2003年、福田さんが主導して公文書の適正な管理について検討する懇談会を設置しました。なぜですか。 20年前、地元の学校から「記念誌を出すから戦争直後の写真がほしい」と頼まれた。でも、戦争で全部やられてきれいになくなっちゃって、探してもなかなかなかった。いろんな人に探してもらったところ、ワシントンのスミソニアン博物館に写真があると聞いた。そこで見に行ってみると、確かに日本の、それも前橋市の焼け野原の写真があった。 これはえらいことだなと。1枚だけじゃなくてたくさんあった。他の国の写真が都市ごとにあって、簡単に見つけられる。コピーもしてくれる。こういうことを知って、日本にも記録を残すための整備が必要だと感じた。それがきっかけだ。 ――当時は、公文書を管理するという意識が薄かったと思いますか。 法的
札幌市が4月から、性的少数者(LGBT)のカップルを公的に認める「パートナーシップ制度」を導入することを決めた。同様の制度は東京都渋谷区や世田谷区など5自治体で始まっており、政令指定市では初めてとなる見通しだ。 対象は札幌市在住か転入予定の20歳以上のカップル。市役所の男女共同参画室を訪れ、職員の前で宣誓書を記入して提出すれば、証明証にあたる「受領証」を受け取れる。 同性だけでなく、異性のカップルも利用できるようにしたのが特徴だ。トランスジェンダー(心と体の性が一致しない人)の場合、戸籍上は異性のカップルであっても、それが自ら考える性での結婚とはならないケースがあるからだ。 札幌市は条例ではなく、市の事務手続きなどを定める「要綱」に規定を盛り込む方針。(関根和弘)
いま、「パタハラ」がやみません。育児に積極的な男性が、会社で解雇・降格させられたり、昇進・昇給の機会を奪われたりする「パタニティー(父性)・ハラスメント」のことです。育休明けに、つらい体験をした男性の話を聞きました。 「席はここね。またやること決まったら言うから」 東京のエンターテインメント会社に勤めていた男性(41)は2013年春、育休から復帰して職場に行くと、上司にこう告げられた。「担当が決まってないのか」と思ったが、その後、二度と仕事が回ってくることはなかった。 その4カ月前までは、大勢の部下を束ねていた。土日も朝晩も関係なく忙しかったが、仕事がおもしろくて全く苦ではなかった。部長職に昇進したばかりで、もっと大きな仕事ができると思っていた矢先。積み上げてきたものを育休ですべて失った。「怒りは今も続いている。この先もずっと残ると思います」 男性が育休を取ったのは息子が1歳の頃。保育園の
憲法改正運動を進める「日本会議」の成り立ちなどを書いた書籍「日本会議の研究」(扶桑社)の記述で名誉を傷つけられたとして、宗教団体「生長の家」元幹部の男性が販売差し止めなどを求めた仮処分の申し立てで、東京地裁(関述之〈のぶゆき〉裁判長)は6日、同社に販売差し止めなどを命じる決定を出した。男性の代理人弁護士が明らかにした。 同書は菅野完(すがのたもつ)氏が取材・執筆し、昨年5月に出版。男性側は、男性が学生運動をしていた当時の活動などについて書かれた6カ所について、真実ではなく、男性の社会的評価を低下させた、と申し立てた。 決定は、このうち1カ所について、「裏付ける客観的な資料が存在しない。著者は男性に取材をしておらず、真実でない可能性が高い」と判断。この部分を削除しない限り販売しないよう扶桑社に命じた。 同社は「当社の主張がほぼ認められたが、一部削除を求められたことは誠に遺憾」とする談話を出し
大門実紀史・共産党参院議員 (刑法で)賭博が禁じられてきた理由の一つは、勤労の美風を損ない、経済活動を阻害することにあります。 立法事実は江戸時代末期にさかのぼります。資料によれば、江戸後期から末期にかけて、世相は乱れ、町の辻々で昼間からばくちが行われ、博徒がはびこっていた。明治維新になって、「新しい日本の建設、経済発展のためには、まず賭博撲滅、風俗矯正だ」ということになり、明治天皇のもとで定められた刑法において厳しく賭博を禁止することになったのです。こういう最初の立法時の趣旨を知った上で、自民党の皆さんは「カジノが経済の目玉」などとのんきなことを言っているのでしょうか。明治天皇も雲の上で怒っています。「共産党、頑張れ」と言っているのではないでしょうか。(カジノ解禁法案を可決した14日の参院本会議の反対討論で)
牛乳アレルギーがある長女(5)に牛乳を飲ませ、呼吸困難などを伴うアレルギー症状「アナフィラキシーショック」を起こさせて殺害しようとしたとして、千葉県警は同県流山市の会社員の母親(35)を殺人未遂容疑で逮捕し、送検したと13日発表した。長女は呼吸困難や血圧低下、頻脈などの症状で入院したが、命に別条はないという。 流山署によると、逮捕容疑は11日午前9時ごろ、自宅で長女に牛乳を飲ませ、アナフィラキシーショックを起こさせて殺害しようとしたというもの。母親は苦しそうな長女を見て自ら119番通報した。調べに対し、つじつまの合わない供述をしているという。母親は長女と2人暮らしで、アレルギーへの耐性を強めるため、普段から少量の牛乳を飲ませていたという。 同県柏児童相談所によると、母親は4~6月に3回、「育児に悩んでいる。子どもを預けたい」などと相談。7月には署にも相談し、署は育児放棄(ネグレクト)の疑い
故高倉健さんの映画「駅 STATION」(1981年)の舞台で知られる終点増毛駅(増毛町)ではお別れの催しが開かれた。午後8時すぎ、町民や鉄道ファンら約300人が「蛍の光」の演奏に合わせ、ペンライトを振りながら最終列車を見送った。 増毛町は戦後までニシン漁で栄えたが、過疎化などで乗客はこの40年で約20分の1に激減し、同区間の廃線が決まった。町は駅舎を保存し観光に生かす方針。地元の酒蔵「国稀(くにまれ)酒造」創業家4代目の本間櫻さん(56)は「増毛の歴史を支えた鉄道を失って寂しい」と話した。 JR北海道は全路線の半分にあたる13区間を「自社だけでは維持できない」と公表している。留萌線の残り区間の深川―留萌間(50・1キロ)など3区間も廃止を検討している。 ◇ 増毛発の最終列車(2両編成)は午後9時10分ごろ、廃止区間より先の幌糠(ほろぬか)―峠下(とうげした)間(留萌市)でシカと衝突。JR
覚醒剤を使用したとして歌手のASKA容疑者が逮捕された事件で、逮捕直前に乗ったタクシー車内の映像を多くのテレビ局が入手し、報じた。ネット上では、プライバシーの侵害ではないかと批判が噴出。各局は、放送には公益性があったと主張している。 先月28日、帰宅したASKA容疑者を多くの報道陣が取り囲んだ。逮捕後の翌29日、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、フジテレビが、容疑者が乗って来たタクシー車内の映像を放送し始めた。 スマートフォンを見ている姿、行き先を指示する様子。「訳あって家の前にいっぱい人が集まっていると思うんですけどギリギリに止めてください」「速やかに止めてドアを開けてください」などと運転手に頼むところが映っている。事件事故に備えて設置されている車内のドライブレコーダーがとらえた映像だった。 この映像について、ツイッターなどで「プライバシーの侵害ではないか」「信用できない会社だ」などとタク
新潟市の小学4年の男子児童が、担任の40代男性教諭から名前に「菌」をつけて呼ばれ、1週間以上学校を休んでいることが、保護者や学校への取材でわかった。児童は5年前、東京電力福島第一原発事故で福島県から家族と避難していた。同級生からもそう呼ばれ、この担任に相談していたという。 保護者によると、児童は11月22日、担任から昼休みに教室で連絡帳を渡された際、ほかの児童がいる前で、自分の名前に「菌」をつけて呼ばれた。この日は早朝、福島県で最大震度5弱の地震が発生。児童は福島県で働く父親と連絡が取れないまま登校した不安感も重なり、強くショックを受けた様子だったという。祝日をはさみ、24日から学校を休むようになった。 児童は2011年の東日本大震災後、家族と新潟市に自主避難した。保護者によると、理由は定かではないが、小学3年のころから仲間はずれにされたり、一部の同級生から名前に「菌」をつけて呼ばれたりす
福島第一原発事故で福島県から横浜市に自主避難した中学1年の男子生徒(13)が、いじめを受けて不登校になった問題で、男子生徒の代理人弁護士が15日、生徒の手記を公表した。「賠償金あるだろと言われ、抵抗できなかった」などと心情をつづっている。市教委は学校の対応の遅れを陳謝した。 記者会見した黒沢知弘弁護士によると、手記は小学6年生だった昨年7月に書かれたもの。いじめで子どもが亡くなるという報道があることから、「いじめがなくなってほしい」「多くの子どもたちに少しでも励みになれば」と男子生徒自身が公開を決心したという。 生徒と家族は東日本大震災後の2011年8月に福島県から横浜市に自主避難。直後から転校先の市立小学校で、名前に「菌」を付けて呼ばれるなど、複数の児童からいじめを受け始めた。 「ばいきんあつかいされて、ほうしゃのうだとおもっていつもつらかった。福島の人はいじめられるとおもった。なにもて
約55グラムの大麻を自宅で所持したとして、厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部に逮捕された元俳優の高樹沙耶(本名・益戸育江)容疑者(53)が調べに、「大麻を使用していました」と吸引を認める供述をしていることが、同部への取材でわかった。 大麻取締法では、大麻の所持は禁じられているが、使用については取り締まりの対象になっていない。同部によると、高樹容疑者は、吸引したことは認めているが、所持についてはあいまいな説明をしているという。 高樹容疑者は10月25日、沖縄県石垣市の自宅で乾燥大麻を隠し持っていたとして、同居する男2人とともに同法違反(所持)の疑いで現行犯逮捕された。自宅からは使用した痕跡があるパイプ20本が押収されており、同部は高樹容疑者らが吸引するために大麻を所持していたとみて調べている。3人は15日に勾留期限を迎える。
正規職に就けず、頼れる人もいない――。生活が苦しく将来に不安を抱える「非正規シングル中年女性」は少なくありません。しかし「結婚して養ってもらえばいい」「自己責任」などとみなされがちで、実態調査もほとんどなく「見えない」存在とされてきました。当事者や問題意識を持つ人に話を聞き、芽生え始めた支援の取り組みを取材しました。 大阪府の女性(37)は、2年前から鉄道会社の契約社員。求人票には、契約更新のときに昇給の可能性があると書かれていましたが、実際に上がるのは府の最低賃金が上がったときのみ。今の時給は最低賃金の883円で、月収9万~12万円です。再雇用で働く父(67)、専業主婦の母(63)、アルバイトの弟(36)と暮らしています。父の再雇用期間が終われば、親の収入は年金だけ。「今度は私が支えていかないと。でも、今のままじゃできない」 同期の契約社員は、20代の独身女性と30代後半の既婚女性。「ま
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