テレ東の『ルビコンの決断 青色発光ダイオードを作った男・中村修二』をみた。この裁判についての記事、テレビ番組をみていつも思うのは、リスクを真の意味でとらなかった人間がどうして自分の権利を主張できるのかということ。 ここで言われている「リスク」とは「いつ退職を勧告されてもおかしくないという」もので、「外資系企業」と「有期雇用契約を」「締結し」、「結果をだすことができなかった際の厳しさに対する緊張感のもと、成果を実現するために身を削りながら仕事をしている」なんていうと一見、如何にもプロ意識の高い一匹狼的な印象を受けるがその実、書き手が言っていることは、終身雇用の下にぬくぬくと禄を食んでいた人間に「発明の対価」を要求する「権利」などなく、黙って会社がよこすもの(わずか2万円の報奨金)だけ受け取っていろという、真に日本的で社畜ライクな主張なのであるw 頭の中に常においているのは、万一会社からクビだ