4月の統一地方選の前哨戦として注目された愛知県知事選、河村たかし前市長(62)の辞職に伴う出直し名古屋市長選は6日、同市議会解散の賛否を問う住民投票とともに投開票された。 5新人が争った知事選は前衆院議員・大村秀章氏(50)(無所属)が初当選を決めた。出直し市長選は河村氏が3新人を退け、再選を果たした。政令市で初の住民投票も解散賛成が過半数を占めるのが確実で、来月に出直し市議選が行われる。 元自民党県連会長の大村氏は河村氏と連携し、県民税10%減税、県と名古屋市を合体させる「中京都」構想などを訴え、自民党の一部国会議員や公明党県本部の支援を受け支持を広げた。 大村氏支援のため、知事選に合わせて任期半ばで辞職した河村氏は、「大義のない辞職」などと批判を受けたが、1年9か月の在任中の実績と、市民税10%減税の恒久化、議員報酬半減などをアピールした。 さらに、大村、河村両氏はそれぞれ地域