経団連の米倉弘昌会長は8日の記者会見で、大学生の就職活動の解禁時期を3年生の12月から4年生の4月へと遅らせる政府方針について「要請があれば粛々と受け止めていく」と語り、正式要請があれば受諾する意向を表明した。 経団連会員企業の行動規範を定めた「倫理憲章」を改訂し、周知徹底をはかる。 経団連の決定は多くの外資系企業には効力を持たないため、改訂内容については「自主的に順守すべき約束事なので、外資系企業の採用も含め多くの企業が賛同する内容にしないといけない」としている。 一方、日銀の金融緩和を受け金融市場で円安株高が加速していることについて「歓迎すべきことだ。(今後)資産効果的に消費が上向いてくると思う」と評価した。相場の変化が急激であることにも「逆の方向では困るので製造業としては歓迎だ」と表明。望ましい為替レートについては「安ければ安いほどいいという業界もあれば、そうでない業界もあり、