【北京時事】中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は5日、イラクのクルド人地区の治安当局者の話として、過激組織「イスラム国」がこの半年間で、中国から来たウイグル独立派の中国人3人を含む約120人のメンバーを処刑したと伝えた。多くはイスラム国から逃亡を図ろうとした戦闘員だという。 同当局者によると、3人はいずれも戦闘員で、うち1人は昨年9月に拘束され殺害された。シリアに潜入して間もなく、イスラム国の現実に失望、トルコで大学に通うことを考えていたが、仲間に密告された。 他の2人は昨年末にイラクで、6カ国から参加した11人のメンバーと共に集団で斬首された。「罪名」はイスラム国から逃亡を試みた「反逆罪」だったという。