東横線渋谷駅と小田急線下北沢駅が、一週間の時間差を置いて、あいついでリニューアルした。 旧駅最後の日と新駅最初の日には、渋谷も下北沢も驚くほどの人出があり、どちらも大変なことになっていた(ようだ)。この騒ぎで初めて「葬式鉄」なるひどい言葉も知ったが、集まった人達の中には、純粋に旧駅の施設や踏切に想い入れの深い人もたくさんいただろう。私の下北沢周辺の知人たちも、見送りと称して踏切近くの店で飲み会を開いていた。 自分にとっても、渋谷と下北沢という二駅は、もっとも多く利用した駅であり、色々と感慨も想い出もある。両駅ともに、ストーリー物の題材にもしている。 上京して最初に住んだのが、京王井の頭線・池ノ上と小田急線・東北沢からほぼ等距離の、現在の東大先端科学技術研究センター(当時は東大航空宇宙研究所)の隣にあった、風呂ナシ共同トイレ、電話も呼び出しのアパートだった。 とくに学校名は伏せるが、私は京王