コスプレにおける立場の違いをもたらす要素 ―コスプレイヤーの ON と OFF の境界線に着目して― 2005 2001142 木村紀世 1 序章 第1節 1-1 研究の目的と方法 研究動機と目的、背景 研究動機 最近、 書店でコスプレイヤーを取り扱った情報雑誌が並んでいる風景を見かけるように なった。 その中をめくってみると様々なキャラクターの格好をした人たちがポーズを決め 写真に写っていたり、コスプレの衣装の作り方などが載っていた。また、HP 上ではコス プレイヤー一人一人が自分の HP を持ち、自分の写真や他のコスプレイヤーの写真を UP している。 少し前まではコスプレ=オタクの趣味として表立っては目に付かなかったよう な気がするがこの変化はなんなのだろうか。 コスプレというものの解釈や意識の変化から、 活動や表現の幅が増えたのだろうか。 しかし、コスプレ専門雑誌以外で