絵本やアニメで人気の「アンパンマン」の作者で、おととし亡くなった漫画家のやなせたかしさんが、出身地の高知県香美市の子どもたちのために作った歌が、15日に子どもたちに初めて披露されました。 15日は、香美市の子ども向けの催しで、保育士や保護者たちおよそ30人がこの歌を初めて披露しました。やなせさんは当初、歌の依頼があったのが実家近くの保育園からと思い、歌詞には市内の一部地域の名前を盛り込んでいました。 その後、香美市全域の子ども向けに表現を変えることになりましたが、やなせさんが亡くなり、この歌は歌われないままになっていました。最近になってやなせさんのふるさとへの思いを受け継いでいこうという気運が高まり、歌詞を変えた歌が披露されることになりました。歌は昔懐かしいメロディーで、山や川の美しさなど郷土愛に満ちたメッセージが込められています。 歌を聞いた保護者は「やなせさんらしい子どもたちのことを思