だいぶ昔の話。ソフトウェア企業に入社した初日に、外国人のマネージャーから Welcome to the industry! (この業界へようこそ!)と歓迎された。 いやいや、私は新卒じゃなくて社会人経験あるんですよ、と答えると、いったい何をやっていたんだと聞かれたので、自分でプログラムを書いたり、論文を書いたりといったことをする研究職ですよ、と答えると、 It doesn't count (そんなものはカウントしない)と、笑いながら一蹴された。 内心、少しむっとしたが、反論する根拠も英語力もないので、この会話はこれで終わった。しかし、 Welcome to the industry! という言葉は強く印象に残った。今までだってプログラムはたくさん書いてきたんだから、「この業界」だからって何が違うんっていうんだ? そんな風に思いつつ、最初の1週、2週間が過ぎていくと、Welcome to t