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ブックマーク / 0xcc.net (5)

  • Welcome to the industry! #60

    だいぶ昔の話。ソフトウェア企業に入社した初日に、外国人のマネージャーから Welcome to the industry! (この業界へようこそ!)と歓迎された。 いやいや、私は新卒じゃなくて社会人経験あるんですよ、と答えると、いったい何をやっていたんだと聞かれたので、自分でプログラムを書いたり、論文を書いたりといったことをする研究職ですよ、と答えると、 It doesn't count (そんなものはカウントしない)と、笑いながら一蹴された。 内心、少しむっとしたが、反論する根拠も英語力もないので、この会話はこれで終わった。しかし、 Welcome to the industry! という言葉は強く印象に残った。今までだってプログラムはたくさん書いてきたんだから、「この業界」だからって何が違うんっていうんだ? そんな風に思いつつ、最初の1週、2週間が過ぎていくと、Welcome to t

  • すぐ置き換わるから大丈夫 #62

    だいぶ昔の話。とある製品に新機能を入れるプロジェクトを手伝うことになった。私の担当はごちゃごちゃした入力データをパーズする部分に新しい処理を入れることで、このパーザは別のチームが所有していた。 さっそく、件のパーザのコードを見てみると、これがやたらと複雑で、メモリ管理は無駄にややこしくみえるし、歴史的に蓄積されたハックが溜まっていて、とても触りたくないような代物だった。古いコードベースゆえ、クラス名や変数名などから古くさい感じがぷんぷんと漂っていた。 これいじるのやだなあと思っていると、サブディレクトリに、新しいバージョンと思われるコードが見つかった。作者に問い合わせると、古いパーザは別の人が書いたもので、汚くてメンテ不可能だから、新しいものを書き始めたのだという。 やっぱそうだよねえ、と意気投合して、新しいパーザを読んでみると、古い方とは比べ物にならないほどきれいに書かれていた。コードは

    northlight
    northlight 2016/09/06
    何かを別の物に置き換える移行プロジェクト(migration project)はものすごく大変だ、ということだ。その後、いくつかの移行プロジェクトに携わったが、すぐ置き換わるものなど、一つもなかった。
  • 一から自分でコードをバリバリ書くという幻想 #21

    友人からこんなコメントをもらった。「最近 bk ノートが、何か困ると同僚に聞きに行くキャラになりつつありますよ。もっと上から目線で書かないと。するとカコイイ! とか言ってくれる人が出てきますよ」 そんなことを言われても、困ったら助けてもらうというのは事実なんだからしょうがない。そもそも、自分の弱さを認めるが強さの始まりというものだ、うんぬん。こんなことを書けば上から目線っぽい?。。が、やっぱりやめておこう。 話を変える。既存のコードをちまちまリファクタリングして、少しだけ新しいコードを追加して、デバッグして、なんてことを年がら年中やっていると、一から自分でコードをバリバリ書けたらどんなに楽しいだろう、なんてことを考えることがある。大きなプロジェクトの中で何かをやっていると、そういう機会は滅多にない。ぶつぶつ言いながら既存のコードをいじくりまわしていることの方が多いのだ。 が、あるとき、ひと

  • 自転車置場の議論 - bkブログ

    自転車置場の議論 人が集まると、なぜかどうでもいいようなことほど議論が紛糾してしまう傾向がありますが、このような現象のことを、FreeBSD のコミュニティでは自転車置場の議論 (bikeshed discussion) と呼んでいることを知りました。 この、「瑣末なことほど議論が紛糾する現象」はパーキンソンの法則というの「議題の一項目の審議に要する時間は、その項目についての支出の額に反比例する」という法則として知られています。 このの中で著者は、原子炉の建設のような莫大な予算のかかる議題については誰も理解できないためにあっさり承認が通る一方で、市庁舎の自転車置場の屋根の費用や、果ては福祉委員会の会合の茶菓となると、誰もが口をはさみ始めて議論が延々と紛糾するというストーリーを紹介しています。 このように、「瑣末なことほど議論が紛糾する現象」はパーキンソン氏によって見事に説明されているの

    northlight
    northlight 2014/03/16
    「瑣末なことほど議論が紛糾する現象」
  • 横着プログラミング 第3回: 履歴マニア

    最終更新日: 2002-05-18 (公開日: 2002-05-18) Unix Magazine 誌に 2002年1月号から 2003年2月号にかけて連載し ていた記事の元の原稿です。 コンピュータの方がうまくできることに人間を使うな。 -- Tom Duff *1 私の見る限り、プログラマという人種は決まって事務作業が嫌いな ようである。同じような書類を何枚も書かされたり、1つ誤字があ るから書き直せと言われたりすると、異常にストレスがたまる。 同様に、計算機を使っていても、同じような作業を何度も繰り返し たり、ちょっとでも間違えたら最初からやり直し、というのは耐え られない。そこで、今回は履歴を活用して作業の再利用をするノウ ハウを取り上げる。 シェルの履歴 Unixを使い始めて間もない初心者が作業しているところを見ると、 打ち間違えたコマンドを律儀に最初から打ち直しているのに気づく

    northlight
    northlight 2009/07/16
    「ノウハウを相手に強引に詰め込もうとしても意味がなく、相手が自分で学ぶのを助けるような助言をしたり質問をしたりするのがよろしい」
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