コンテンツそのものではなく、UIが心に残ることがどれだけあるだろう。 僕はいくつかその経験がある。まるでUIに自分の身体が投影されてしまったような感覚を覚えたことがある。どちらもテレビゲームであるけど、ふたつほど思い出代わりに書き出してみる。 ICO2001年に発売されたPlayStation2のゲーム。 育った村のしきたりによって霧深い城に生贄として捧げられた少年イコは、偶然にも檻から抜け出すことができた彼は、城の中で同じように囚われていた少女と出会う。イコは言葉も通じない彼女の手を取り、二人で城からの脱出を目指す。 このゲームにおいて、プレイヤーは少年イコを操作する。左スティックで走り回り、△ボタンでジャンプしたり、□ボタンで手にした棒を振り回したりすることができる。少女はいわゆるNPCであり、ほうっておくとじっとしていたり、ひとりでにふらふらと歩いたりする。イコが彼女の近くへ行き、R
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