4月12日朝、メンフィス・グリズリーズの今季最終戦の2日前に渡邊雄太はグリズリーズの本拠地、フェデックスフォーラムのコートにいた。3月1日の試合を最後にメンタル面の問題から欠場が続いており、3月半ばからはホームゲームでもベンチに座ることもなくなっていたのだが、この日はチームの集合写真撮影のため、久しぶりにチームメイトたちと共にグリズリーズのユニフォームを着た。
今日は、リーグのちょっとした取り組みをご紹介させていただきます。バスケットLIVEの実況がありますが、視聴者の皆様からすると気になる存在ですよね。品質にも影響するものなので重要視しています。 実況のプロの方のご協力もあおぎ、2022-23シーズンのBリーグ中継をご担当いただいた104名の実況者に対して評価・フィードバックを行いました。かなり生々しく、マニアックな情報ですが、以下のような内容です。 フィードバック表その他、希望者への面談やスキルアップ講習会なども実施しております。直接的にコミュニケーションをはかることで今まで吸い上げられなかった実況の疑問や意見などを聞くことができ、新たな課題を見つけることができたことが収穫でした。 特にバスケ実況の経験がある先輩がいないフリーアナウンサーの方や局アナウンサーの方々を中心に好評でした。おかげで年2回実施のB-ID会員向けアンケートにおいて、実況
バスケの解説の中で「ハーフタイムに入る前に1桁点差に抑えておきたい」といった話をちょくちょく聞くが、それは本当なのかというテーマの分析です。 結論としては、「2桁点差になると1桁点差の時よりもより負けやすくなるとは言い切れない」でした しかし、この時はB.LEAGUEのデータを利用していましたが、NBAではもしかしたら違うかもしれません。 そこで、今回はNBAでは2桁点差になると1桁点差の時よりもより負けやすくなるのかについて分析をしてみます。 分析で検証したいことまずは、改めて「1桁点差に抑えておきたい」 = 「2桁点差にはしたくない」の意味合いを確認しましょう。 (前回の記事とほぼ同じ内容なので、覚えている方は飛ばしていただいて問題ありません) 単純に考えると、2桁点差になると負けやすくなるから1桁に抑えたいということですが、これでは2桁になると負けやすくなることと、単純に点差がつくか
概要NBAでシュートファールをもらうのが上手い選手を見つけるための手法を検討した 予測されるFTAと比較して実際のFTAが多い選手を、上述の選手と捉えるというアプローチを採用した 結果として、一般的にシュートファールをもらうのが上手いと言われている選手(Joel EmbiidやDeMar DeRozan)以外にも、Lonnie Walker ⅣやBojan Bogdanovicも上手である可能性が示唆された 本文背景・分析アプローチ こちらは以前の投稿の改善版となります。 全試合の映像を観るのは途方もなく時間がかかるので、スタッツからシュートファウルもらうのが上手い可能性が高そうな選手をある程度ピックアップしようというコンセプトです。 以前の投稿では、被ファウル数(PFD)に対してFTAが多い選手を、シュートファールもらうのが上手い選手としていましたが、今回はそれを発展させて、予測されるF
大阪の高校でバスケットボール部のキャプテンが体罰を受け自殺に追い込まれた事件。 あれから10年になろうとしています。 この間、スポーツ界は体罰根絶に向けた取り組みを進めてきました。しかし、今も子どもたちのスポーツ指導の現場では、暴言や暴力がはびこっています。 競技団体が「衝撃的」と目を疑った調査結果。 体罰を容認するような保護者の存在も浮かび上がりました。 (大阪放送局 記者 中本史 鈴椋子) 「日々罵声・ものを投げる・無視・暴言」 「時々死ねとも言われることもある」 「蹴る、つき押す、暴言」 「吐いても走るのをやめさせてくれない。夏は水分も取らせてくれなかった」 昔の話ではありません。 今も小学生のバスケットボールチームの一部で繰り返されている指導者の言動。 日本バスケットボール協会に保護者から寄せられた声です。 今から10年前。大阪市立桜宮高校のバスケットボール部でキャプテンだった男子
こんにちは。 アメリカのバスケのデータ分析オンライン講座について、前回は第3回の講義のまとめを行いました。 今回は第4回の内容の振り返りや感想を記載していこうと思います。 内容としては、Shot SelectionとShot Makingを踏まえたシューティングメトリクスになります。 具体的な分析手法の話になり、表計算ソフトも利用する回になっています。 概論がメインだった1~3回とは少し毛色は異なりますので、予め把握いただいた上でお読みいただければと思います。 シューティングメトリクスについて(第3回の振り返り)一般的なシューティングメトリクスとして下記が挙げられる FG% FT% eFG% TS% = PTS / (FGA + 0.44 * FTA) しかしこれらの指標は、シューティングメトリクスというよりスコアリングの効率性を測るメトリクスと捉えるべき そこでシューティングメトリクスを
こんにちは。 アメリカのバスケのデータ分析オンライン講座について、前回は第1回の講義のまとめを行いました。 今回は第二回の内容の振り返りや感想を記載していこうと思います。 内容としては、バスケットボールで集めるデータについてとなります。 これまでにどのようなデータが生まれてきたかデータの種類と特徴これまでに生まれてきたデータの種類やその特徴として下記の項目があります ボックススコア 基本的なデータ。これを使うことで、試合で何が起こったかをクイックに要約・把握することができる。分析の取っ掛かりとして使えるデータ。 しかし、ネガティブな面として文脈を失っていることが挙げられる(誰が誰にアシストしたのかなど) プレイバイプレイデータ ボックスコアよりも深い分析が可能になっている。細かいアクションが時系列で記載され、その時に誰がいたのかも分かるので、ボックスコアより文脈を追うことができ、さらにプラ
こんにちは。 以前、アメリカのバスケのデータ分析オンライン講座に申込みをしましたが、全8回の受講が終わったので、内容の振り返りや感想などを書いていこうと思います。 この記事は第1回の講座に関する内容になりますが、その前に講師の経歴を簡単に紹介します。 全8回のコースの講師はBen Alamarという方でした(LinkedIn)。 ESPNのDirector of Sports Analyticsや、Cleveland Cavaliers・Oklahoma City ThunderといったNBAチームのデータ分析部門などで勤められており、"Sports Analytics: A Guide for Coaches, Managers, and Other Decision Makersという本も執筆されています。 現場での取り組みなど、一般論から一歩踏み込んだ内容のお話が多く、全体的にとても
「スペインすげーなー」 「ルビオは偉大だなー」 そんな1年前までのスペイン代表については、当然のように「学ぶべきことが多い」と思っていたし、何よりもユーロスタイルのバスケを取り込まないと、身体能力差は埋められないので、目指すべきはユーロスタイルであり、そのユーロの中堅国に勝つことでした。 今回のユーロバスケで言えば「決勝トーナメント進出」が日本が目指すべき最高値となり、「ユーロ予選を突破する」が現実的な目標って感じです。「オリンピックでベスト8」とは現実と理想が乖離しているし、それ以上に間に指標がなさすぎて何考えているんだかって感じです。 しかし、だからといってスペインを目指すのは非現実的でした。 だってルビオがいないじゃん。 NBAのオールスターだったガソル兄弟もいないじゃん。 黄金世代の生き残りがルディ・フェルナンデスのみとなったスペインは、エルナンゴメス兄弟こそいれど、NBAのスター
ビッグ3最後の砦となったドンチッチが登場する準々決勝ポーランド戦。何故か勝ち残っているスペインとフランスだけど、違いといえばディフェンス力だよね。スペインのガードはディフェンス基準に選ばれているかのようだしさ。そしてスロベニアもディフェンスしないチームだ。 ◎スロベニアの弱点 ポーランドはゴール下アタック連発のオフェンスから始めます。トビーを外してしまえばインサイドは怖くないスロベニア。っていうか、ユーロの国は大体がそんな感じだよね。ある意味でディフェンス3秒がない国際ルールだからセンターがインサイドで待つのに慣れているからなのかもしれない。 トビーを外しておくために、ビッグマンの3Pもつかったポーランドは狙い通りに1本目でこれがヒットすると、さらにピック&ロールからの3Pもヒット。トビーがインサイドを固める形に「NO」を突き付けることに成功します。 さらにラッキーなことに、この後でインサ
30年前、当時も素晴らしい選手が何人もいたリトアニア代表だったのだが、92年の五輪を目指そうにもソ連から独立したばかりで厳しい資金難にあえいでいた。 当時ウォリアーズに所属していたサルナス・マーシャローニスはアメリカで資金援助を求めたところ、意外なところから声がかかった。 ウォリアーズのお膝元であるサンフランシスコ、ベイエリアの伝説的なロックバンド グレイトフル・デッドが資金援助を申し出たのだ。 資金援助に際してバンドから一つ注文があった。 それは彼らのトレードマークでもある、サイケデリックな柄、タイダイ、絞り染めのシャツを選手が着るという一風変ったものだった。 (NBA最強のグレイトフルデッドファン、ビル・ウォルトンがライブで興奮している様子。彼は1000回以上ライブに行っているらしい) 選手たちは喜んで受け入れた。グレイトフルデッドは自由を体現するようなバンドであり、それはソ連から独立
アンダーアーマー、ステフィン・カリー選手の意志を体現した国内初の屋外常設『カリーコート』を9月24日(土)にオープン〜9月24日(土)・25日(日)の2日間限定ポップアップ展やオープニングイベントを開催〜 アンダーアーマーの日本総代理店である株式会社ドームは、3ポイントシュート通算成功数のNBA新記録を樹立したステフィン・カリー選手(ゴールデンステート・ウォリアーズ)のシグネチャーブランドであるカリーブランドの活動として、2022年9月24日(土)から、日本国内初の屋外常設カリーコート(バスケットコート)である『カリーコート 天王洲アイル』(東京都品川区)をオープンします。 カリーブランドは「世界中の若者たちが平等にスポーツを楽しむ機会を創出する」というミッションのもと、カリー選手の意志を体現した社会貢献活動に取り組んでいます。 9月24日(土)・25日(日)に、コートのオープンを記念し、
なんだかんだと全試合みているので、ファイナルに向けてのプレビュー的な。 来年のU19ワールドカップの予選を兼ねたU18アジアカップが絶賛開催中で本日がファイナルです。日本は八村世代以来のファイナルであると同時に、八村世代以来の自力でのU19出場権を手に入れました。 ※去年のU19はコロナ禍で予選がなく、ランキング上位に出場権が与えられた。しかも上位チームが出場辞退したから日本に回ってきただけ。 HCはアレハンドロ・マルチネスというスペイン陣で、アンダー世代の代表を中心にスペインの育成に携わってきた人で、今年の4月に就任しました。JBAの紹介では 【代表コーチ・スタッフ歴】 2007:U20 スペイン代表 European Championship @ Nova Gorica, 2008:U18 スペイン代表 European Championship @Amaliada, Greece ヘ
6 assists (ties season high) for @RealStevenAdams 🥽 🥝 pic.twitter.com/7uyMrDx33e — Memphis Grizzlies (@memgrizz) December 27, 2021 ドリブルができない、3Pが打てない(※7~9月を除く)、平均20得点をとるような得点力も毎試合2,3回ブロックするようなリムプロテクト力もオールディフェンシブチームに選出されるような圧倒的なディフェンス力もない。そんな選手が現在のNBAでスタート起用されているとなれば奇跡と言えるかもしれない。 スティーブン・アダムスはまさにそんな選手だ。ここではなぜアダムスが今もNBAで生き残っているのかを数値から見て行きたい。 . . スポンサーリンク 「ガードにとって夢のような選手」 2021-22シーズン、デズモンド・ベインは得点を前シー
OKCからあまりにも残念過ぎるニュースが飛び出してしまった。 オクラホマシティ・サンダーは現地8月25日、2022年ドラフト全体2位指名のチェット・ホルムグレンが右足を脱臼骨折したことを発表。サンダーのサム・プレスティGMによると、ホルムグレンはデビュー年となるはずだった2022-23シーズンを全休する見込みだという。 ホルムグレンが負傷したとみられるのは、8月20日にシアトルで行われたプロアマ合同リーグ『The Crawsover』の試合序盤。トランジションでレブロン・ジェームズのレイアップを阻止しようとした際に右足を痛め、後日の検査でリスフラン関節損傷と診断された。 This would absolutely stink for OKC. Chet was trying to defend The King at the rim and seemed to come down awkw
「最近の戦術の流れを教えてください」というコメントに対して、どこから話すべきか難しいのですが、初回として具体的な数字を見ることで戦術そのものよりも「何故、そんな戦術が必要になるのか」という原点を捉えてみましょう。つまり、スタッツの変化を見ながら、時代の流れを振り返ってみましょう。 20年前のNBAは、こんな順位でした。 キングス 61勝 レイカーズ 58勝 スパーズ 58勝 マブス 57勝 ネッツ 52勝 ピストンズ 50勝 ウルブズ 50勝 ワイルド・ワイルド・ウエストの傾向が強い中で優勝したのはレイカーズ。コービー&シャックの時代です。本当はキングスこそが勝者って話もあったシーズンでした。では、この時の平均得点上位を見てみると マブス 105.2点 キングス 104.6点 レイカーズ 101.3点 マジック 100.5点 ウルブズ 99.3点 ソニックス(サンダー) 9
高校バスケ界で注目を集め、今春に仙台大学附属明成高(以下明成)を卒業した山﨑一渉と菅野ブルース。山﨑はNCAA(全米体育協会)ディビジョン1(D1)のラドフォード大へ。菅野はD1への編入を見据えて、NJCAA(全米短大体育協会)のエルスワース・コミュニティカレッジに進む。 ともに、進学が決まるまでは卒業後も明成の寮で生活を送り、附属である仙台大のサポートのもとで英語を学び、部活動の練習に出て進学準備を進めてきた。 2人のアメリカ留学への道のりは、高校の先輩である八村塁(ワシントン・ウィザーズ)がU17ワールドカップで注目され、NCAAの強豪からリクルートされたケースとは異なる。 コロナ禍ゆえに試合数が激減し、招待されていた国際的なキャンプが次々に中止になり、国際大会のデビューが高校3年次になったことで、世界舞台でのお披露目が遅くなり、手探りの中で準備が進められた。そんな中で2人は英語力の向
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