ホーム Free Game Pick Steamにて1万件以上の好評価を集めた無料の恋愛ADV『Doki Doki Literature Club!』紹介(ネタバレなし)。海外開発者が描くお約束の向こう側 全記事Free Game Pick
総選挙が終わり,衆議院だけでも自民党・公明党の三連勝(しかも大勝!)という結果に終わった。2012年はともかく,2014年と2017年は選挙前から広く予想されていた通りの結果となり,関心は三分の二を取るのかとか野党でどこが相対的にマシか,というようなところに限定されていたのではないかと思う。政権党としては,あらかじめ勝負の見えてる選挙をやる方が楽だという感じはあるかもしれないが,実はそれってかなり危険な話だと思う。選挙自体が「フェアなゲーム」じゃないとみなされると,政権自体の正統性が揺らいでしまって,何を言っても反発を受け,あるいは嘲笑されることもあるかもしれないからだ。そうなると政権としては,(選挙でちゃんと正統性を調達できないので)反対者に対して無理やりにでもいうことを聞かせるような行動を取らざるを得なくなるかもしれない。今もそういう兆候はあるように思うし,そうなってくると正統性の不足
●Lars Christensen, “A Hayekian coup in Egypt?”(The Market Monetarist, July 12, 2013) (おことわり:今回のエントリーは、金融政策とは一切無関係のネタを扱っている。その点、ご注意いただきたい) チリの独裁者であるアウグスト・ピノチェト(Augosto Pinicohet)に関するハイエクの見解をめぐって、ブログ界で非常に興味深い――ハイエクのファンにとっては不愉快なところのある――論争がしばらく前から継続中だ。事の始まりは、およそ1年前(2012年7月)に書かれたコリィ・ロビン(Corey Robin)――保守派やリバタリアン陣営の思想家に対して、かねてより左派寄りの観点から批判を加えている論者――のこちらのブログエントリー。コリィ曰く、「フリードリヒ・ハイエクは、アウグスト・ピノチェト率いる血なまぐさい体制
[Simon Wren-Lewis, “Economists: too much ideology, too little craft,” Mainly Macro, October 9, 2017] 昨日、ポール・クルーグマンがこんな議論を書いている——金融危機をふまえて新たな経済学思想が必要だという考えはまちがっているけれど、ビッグマネーや政治的右派に好都合な影響力あるイカレた考えにつながったのだという。ポールが言っていることには賛成する部分も多いけれど、付け加えたい点もある。いま考えていることは、ちょうどいまダニ・ロドリックの新著『貿易を率直に語れば』を読んでいる真っ最中なことに強く影響されている(この本については、できれば後日もっと語りたい)。 同書の序論で、ロドリックはこう語っている:20年ほど前、彼の前著『グローバリゼーションは行き過ぎたか』に賛成かどうか、とある経済学者に尋ね
日本の雇用システムをメンバーシップ型とか「就社」型と定式化し、欧米諸国のジョブ型ないし「就職」型と対比させる考え方は、ごく一部の人々を除き、多くの研究者や実務家によって共有されているものでしょう(実をいうと、この「ごく一部の人」に属するのが小池和男氏で、彼は半世紀前の『賃金』以来一貫して、日本と欧米の違いは「型」の違いではなく発展段階の先後に過ぎず、遅れた欧米は先進的な日本に近づいてくると主張してきました。ところが皮肉なことに、ほとんどすべての読者はそれを取り違え、日本「型」システムの欧米「型」システムに対する優位性を論証した学者だと思い込んでいます。閑話休題)。 ところが、日本以外の諸国を全て「ジョブ型」に束ねてしまうと、その間のさまざまな違いが見えにくくなってしまいます。常識的に考えても、流動的で勤続年数が極めて短いアメリカと、勤続年数が日本とあまり変わらぬドイツなど大陸欧州諸国はかな
先日、「文系だけどシリコンバレーで働く」というブログの「ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用はパズルと積み木」というエントリを紹介しましたが、 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/post-a6fe.html(ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用はパズルと積み木) そのブログに新しいエントリがアップされていて、題して「ここがつらいよジョブ型雇用 」。 http://tobiccosan.blogspot.jp/2017/10/blog-post_20.html 「自分で能動的にキャリアをつんでいかなければいけないのでつらい」とか「マネジメントがまともじゃないとつらい」とかはまだわかるかも知れませんが、おそらく多くの日本人に意外に見えるであろうと思われるのが「コネがないとつらい」という一節でしょう。 社内・社外問わず転職活動をすると
人はなぜレイプするのか―進化生物学が解き明かす 作者: ランディ・ソーンヒル,クレイグ・パーマー,望月弘子出版社/メーカー: 青灯社発売日: 2006/07メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 152回この商品を含むブログ (25件) を見る 5年ほど前に欧米で出版されフェミニストから総スカンを浴びた有名な本が今回翻訳されて書店に並んでいる. よくある社会生物学論争の典型のような誤解の上の批判や,まさに自然主義的誤謬による批判が多かったと伝わってきているが,フェミニズム陣営では見方はまた異なるのだろう. (進化心理学的立場からみると)「レイプについて真実を研究すること」と「レイプを行うことの是非を主張すること」はまったく異なることだと思うのだが,21世紀になってもヒトの心理学的な性向を生物学的に考えることへの嫌悪は残っているのだろう.プラグマティックに考えても,戦争を防ぐには戦争のこ
The Evolution of Desire: Strategies of Human Mating (English Edition) 作者: David M. Buss出版社/メーカー: Basic Books発売日: 2016/12/27メディア: Kindle版この商品を含むブログ (2件) を見る 本書は進化心理学者ディヴィッド・バスの「The Evolution of Desire」の「Revised and Updated Edition」である.本書については初版刊行が1994年,「Revised Edition」が2003年に出されている.2016年刊行のこの改訂版は,初版から22年後のいわば改訂第三版になる.なお邦訳は初版が「女と男のだましあい」という題*1で2000年に出されているのみになる. この1994年というのは進化心理学が勃興してきた時期に当たり,本書で示さ
<セックスロボットといたす予感を抱いている男女は意外に多い> 人はそれが可能になればロボットとでもセックスをするのだろうか。人とロボットはどんな関係を持つのだろうか。売春婦や売春宿も、働いているのがロボットなら合法化されるのか。性的な癒しや治療には役立つのか。性犯罪は減少するのだろうか。 ──オランダの非営利団体リスポンシブル・ロボティクス財団(FRR)がこの夏発表した報告書の問いかけだ。それによれば、現代の成人は、AI(人工知能)と親密かつ人とそっくりの関係を築く心の準備ができているようだ。 「性的欲求を満たすセックスドールこそが、ロボットが未来のセックスで担う新しい役割だ」と報告書の著者は書く。「最高にリアルで親密に感じられるセックスロボットを開発し、それを適正な価格で提供できる企業こそ、最大のシェアを手にするだろう」 現在市販されている人型のセックスロボットの一部は動けるが、セックス
昨日紹介したマンキューのブログエントリに、サマーズも反応している。 As a device for motivating students to learn how to manipulate oversimplified academic models, Mankiw’s blog is terrific as one would expect from an outstanding economist and one of the leading textbook authors of his generation. As a guide to the effects of the Trump administration’s tax cut, I do not think it is very helpful for three important reasons. (拙訳) マンキ
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