2017年12月7日に相模原障害者殺傷事件の植松聖被告に接見した。彼には8月以降、月に複数回のペースで接見しているのだが、2016年7月26日未明に津久井やまゆり園に侵入して19人もの障害者を殺害したその経緯を詳しく知るにつけ、ますます深刻な気持ちにならざるをえない。それは、彼が2月に衆院議長公邸に犯行を予告する手紙を届けてから犯行に至る数カ月間、精神医療や警察、行政の対応がちぐはぐで、犯行に突っ走る彼にブレーキをかけるようなことが全くできていなかったこと、さらに事件から1年半が過ぎてもなお、この社会があの事件を教訓にして何か対策を講じたということが全くない。厚労省の検証チームの報告を受けて法的整備をしようという改正案が国会に提出はされたのだが、審議未了のまま衆院解散で廃案になってしまった。そもそもこの法改正論議についても報道はあまりなされなかったから、知らない人が多いだろう。植松被告を裁
凍結保存していた受精卵を、妻が夫に無断で使って出産した女児と夫との間に、父子関係がないことの確認を求めた訴訟で、奈良家裁(渡辺雅道裁判長)は15日、奈良県内に住む原告の男性(46)の訴えを却下する判決を言い渡した。「体外受精に夫の同意がなくても、妻が婚姻中に妊娠した子は夫の子と推定する民法の規定は及ぶ」との判断を示した。 訴状などによると、男性は2004年に女性(46)と結婚し、11年、体外受精により男児を授かった。13年10月ごろ、2人は別居したが、女性は体外受精をしたクリニックに保存されていた受精卵を、男性の同意を得ずに使って妊娠、15年春に女児を出産した。その翌年、2人の離婚が成立した。 男性は、自分の同意なく女性が単独で妊娠・出産しており、自分は一切関与していないと主張。女児について、生物学的には自分の子どもかもしれないが、その理由のみで法的な親子関係が認められるものではないと訴え
私たちが生きる現実は、とてつもなく厄介です。解決しない問題なんていくらでもあるし、人間だって善と悪、敵と味方なんかでは簡単にわけられない。漫画家・鳥飼茜さんは、そんな厄介な現実を安易にデフォルメすることなく、鮮やかに、そして細やかに描く貴重な作家です。男女の性の不平等を描いた代表作『先生の白い嘘』(講談社)や、女子のためのデトックス漫画『地獄のガールフレンド』(祥伝社)、そして『週刊SPA!』にて連載中の『ロマンス暴風域』(扶桑社)など数々の作品を世に送り出し、男と女の間に横たわる問題を読者の眼前に広げました。 “わかりやすさ”や“スカッとする結末”が求められがちなこの社会。そこで私たちはいかに生きるべきなのか、お話を伺いました。 「記号化されたキャラクター」ではなく「その辺にいる人たち」を描きたい——『先生の白い嘘』の新妻くんや、『地獄のガールフレンド』の石原くんのように、鳥飼さんの作品
ウィメンズヘルスリテラシー協会は、2017年7月設立の一般社団法人。しかし、現在のところ、ウェブサイト http://www.womenshealthliteracy.website にはほとんど情報がなく、「協会概要」のページなど「ただいま、テキストを準備中です」と書いてあるだけの状態である。 http://www.womenshealthliteracy.website/pages/1222280/aboutus 2017年5月30日に岩永直子が BuzzFeed に書いた記事 ホルモン・冷え・骨盤 その健康情報は正確ですか? 「体の平和ボケ」憂う医師らが立ち上がる で、陣容があるていどわかるので、そちらをてがかりにさぐってみよう。それによると、役員等はつぎのような感じである。 「一般社団法人ウィメンズヘルスリテラシー協会」とは 宋美玄さんが代表理事に、国立成育医療研究センター周産期・
毎日新聞社・スポーツニッポン新聞社・毎日新聞出版は、平成という時代を後世に残すため、広く国民から平成年間の写真を募集する「1億人の平成史」プロジェクトを始めます。 平成は天皇陛下の即位された西暦1989年1月から始まり、退位特例法の成立・施行によって、2020年までに終わります。日本の歴史に元号は約250ありましたが、平成の約30年という期間は、昭和、明治、一世一元制になる前の応永(室町時代)に次ぐ、史上4番目に長いものです。短いようで長かった日本のこの一時代を振り返り、変わったものと変わらなかったもの、政治・経済・社会・文化の特色、人びとの生活の喜びと苦闘を、永久に記録に残したいと思います。 平成元(1989)年に、海外ではベルリンの壁が崩壊しました。平成年間は、戦後体制が構造変化した冷戦後の世界と重なります。平成元年ごろに日本のインターネットの基礎が整い、平成7年のウィンドウズ95発売
YouTubeで勝手に連載している「新書よりも論文を読め」が20回の更新を超えた(初回を下に動画埋め込み)。このシリーズは、論文(大学紀要や専門誌を中心に、ときに批評や評論とも呼ばれもする論理的なタイプの文章)を毎回一本取り上げて、三つのポイントに分けて5分から8分くらいで要約するという、論文紹介動画である。取り上げる論文の分野は、私が近代文学専攻ということで日本の人文系に偏っているきらいはあるが、できるだけ多方向から学ぼうと努めている。 なぜこのようなことを始めたのか。勿論それは論文の読者が増えてほしいと思ったからだ。 「それは研究でやってください」って言い過ぎだろ よく知らない人のために自己紹介しておくと筆者は文壇でささやかなな賞を得、また2016年に在野研究に関する単行本も出版したことで一部界隈で話題になり、物書きとしてほんの少しだけ出世している新進気鋭の文学研究者である。 結果、原
クーリエジャポンのサイトに「「フランスで働く」現実はこういうこと!|仕事探しからフランス人との付き合い方まで教えます」という記事が載っているんですが、 https://courrier.jp/news/archives/105626/ その中にこんな一節が・・・。 だが、そこで直面したのが「学問の壁」だ。フランスでは、大学の科目が職業に直結する。 「豊田通商を辞めてから、転職活動をしたのですが、次の仕事が見つかるまで1年くらいかかりましたね。フランスの人材紹介・派遣会社に10件以上登録しました。だけど、毎回こう言われるんです。『あなた、金融の勉強をしたことないでしょ。ファイナンスアナリストの仕事をしていたみたいだけど、勉強はしていないよね』って」 いやそれがまさにジョブ型、というかその中でもとりわけ学校教育システムによる職業資格をもっとも重視するフランス型労働社会の特色なんですね。 参考
youkoseki.com 深圳すごい 「仕事で半年、深圳に行ってきたのさ」と熊五郎は言った。「すごかったね。リニアモーターカーはあちこち走ってるし、ドローンは街中を飛びかってるし。買物に至っては、QRコードを読みとるだけでなんでも決済ができちゃうんだから。なんでも、二次元バーコードではもう間に合わないとかで、いまは四次元バーコードを使いはじめてるんだって」 「そりゃあすごいね」 「すごいってもんじゃなかったよ。移動ひとつ取ってもそうさ。自転車のシェアがすごい普及してるから、アプリひとつで予約して、格安でどこでも移動できるんだよ」 「シェアサイクルは東京にもあるだろう」 「東京のとはワケが違うよ。なんと言っても、ボタンひとつでギューッンって時速90kmくらいまで加速するし、別のボタンを押せばタイムアタックモードが始まるから、どの地点からどの地点のタイムも自動的に記録され、クラウドに保存され
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