冷凍ギョーザ中毒事件やチベット問題などで、対中感情が厳しいなか、6日、来日する胡錦濤国家主席。首脳会談などが行われる東京だけでも主席の滞在中、右翼団体が170台以上の街宣車を走らせるとみられ、警察当局は都内警備だけで最大時約6600人態勢で臨む。主席は中国にゆかりがある奈良県の唐招提寺、法隆寺にも足を延ばす予定だが、両寺には参拝を断るよう抗議が寄せられている。警察幹部は「最悪の情勢下での来日。緊張感は極度に高まっている」と話している。 警視庁によると、胡主席の滞在中、都内での街宣活動を明らかにしている右翼団体は、6日から9日までの4日間で延べ約150団体、約550人。170台以上の車で、街宣するとみられる。 中国の国家主席は9年6カ月ぶりの来日となるが、長野市の北京五輪聖火リレーでも見られたように対中感情は厳しく、極めて難しい警備を迫られそう。警備方針について、警察幹部は「胡主席への直接危