警視庁が東京・新宿の歌舞伎町に設置している防犯カメラ 警察庁は、全国15カ所の小中学校近くの住宅街に、25台ずつの防犯カメラ計375台を設置する。補正予算で設置費用5億9千万円を計上した。警察はこれまで犯罪が多発する繁華街などに防犯カメラを設置してきたが、住宅街に設置するのは初めてという。運営は民間の防犯団体に委託するモデル事業で、録画画像の流出などがないように厳しく管理してもらう方針だが、プライバシーとの関連で議論を呼びそうだ。 警察庁によると、原則として一つの小中学校区周辺の通学路や公園など子供が頻繁に出歩く場所に25台ずつを設置して監視する。15の警察本部を今後選び、本部を通じて具体的な設置場所を決める。 地元の警察と日ごろ協力的な民間の防犯ボランティア団体に管理してもらう。カメラの映像は、学校近辺にある公的な施設などに録画機を置き、モニター出来るようにする。カメラは電柱などに