「消費者金融業界もクレジットカード業界も、いずれなくなる」 大手カード会社のベテラン広報マンが、久しぶりに顔を合わせるなり断言した。もちろん、貸金業の市場そのものが消えるわけではない。「銀行の付随業務の1つとしては残るだろう。しかし、業界という意味ではもう駄目だ」 ノンバンク業界を根底から揺るがしているのは、多重債務者問題を発端に制定された改正貸金業法と改正割賦販売法である。 2006年12月から段階的に施行されてきた前者は、2010年6月までに完全施行される。具体的には(1)罰則付きの上限金利(現行年29.2%)を20%に引き下げ、(2)融資総額を借り手の年収の3分の1以下に抑える総量規制の導入、(3)参入に必要な最低純資産額(従来は個人300万円・法人500万円、今月から一律2000万円)を5000万円に厳格化――が予定されている。2009年12月に施行される後者も、利用者の支払い可能
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