2008年5月19日,米国第2のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)ベンダー「Facebook」が日本語版サイトの提供を開始した(関連記事)。同日の発表会の席上,Facebook創設者件最高経営責任者であるマーク・ザッカーバーグ氏は繰り返し,Facebookのサービスの基本は実名(real name)であると語った。 ザッカーバーグ氏は,SNS上で実名を使うメリットとして,「人を見つけやすいし,人に見つけられやすい」ことを挙げる。さらに,「実名で登録していない人が発信する情報は信用されないだろう」と実名を使わない場合のデメリットを指摘し,「Facebookが急成長しているのは,実名で個人の情報を共有したいというニーズの現れだ」と語るなど,実名ベースのサービスの展開に自信を見せる。 ザッカーバーグ氏の話を聞いて,SNSの実名使用に興味を持ったので,日本の代表的なSNSであるmix
五十嵐 勇二(いがらし・ゆうじ) マルハニチロホールディングス代表取締役社長 1942年神奈川県出身、65年東京大学法学部卒業、同年日本興業銀行(現みずほコーポレート銀行)入行、93年同行取締役、96年同行常務取締役。2000年マルハ代表取締役専務就任、02年同社代表取締役社長就任。07年マルハフループ本社とニチロの経営統合に伴い、マルハニチロホールディングス代表取締役社長就任。 五十嵐 まず資源の状況がどうかと考えると、世界の漁獲資源供給量は年間で1億5000万t弱です。これはほとんど伸びていません。養殖は、順調に増えていますが、食用海水魚だけ見ると、ほとんど横バイです。養殖は今後もますます盛んになって供給量が増えることが期待できますが、供給量全体で見ると、そう大きな伸びは期待できません。まあ少々は増えても、これが倍になるようなことは考えられない。 ● とすると、問題は需要の方ですね
ヤミ金被害者がヤミ金に賠償請求をした場合に認められる財産的損害は、返済した「全額」か、それとも全額から借りた分(元金)を引いた「差額」かが争われた訴訟の上告審判決が10日、最高裁第3小法廷であった。那須弘平裁判長は、賠償額を「全額」とする初判断を示した。 その上で、ヤミ金側に差額分の支払いを命じた2審高松高裁判決を破棄し、賠償額算定のため、審理を同高裁に差し戻した。この争点は、高裁段階で「全額説」と「差額説」に別れていたが、全額説が確定した。 指定暴力団山口組旧五菱会のヤミ金事件に絡み、「ヤミ金に異常な高金利を取られて被害を受けた」として、四国に住む11人が、旧五菱会幹部で“ヤミ金の帝王”といわれた梶山進受刑者(58)に賠償を求めていた。「最高裁の初判断」・甲、乙、丙…被害者匿名に・警察官取り調べメモは開示対象・「交通事故で死亡」だけで立証十分・「住基ネットは合憲」・「情報提供者にも賠償責
沿岸イカ釣漁業者らの全国組織「全国いか釣漁業協議会」は10日、今月18日から2日間、一斉休漁を行うと発表した。漁船の燃料価格高騰に悩む“窮状”を訴えるのが目的。 同協議会は、スルメイカ6万8000トン(平成19年)を水揚げしており、国内シェアは約30%。ただ、休漁は2日間のため、価格などに大きな影響はない見通し。協議会は「燃料の高騰で漁に出ても赤字が膨らむばかり」と強調している。 一斉休漁は、そのほか全国規模の11漁業団体でも検討されており、特に沿岸漁業を行う漁協の全国組織「全国漁業協同組合連合会」(全漁連)は、7月中旬から下旬に行う方向で検討を進めている。 こうした団体の休漁が長引いた場合、市場や消費者に大きな影響が出るのは確実で、水産庁は今月5日、業界団体に「国民生活に悪影響を及ぼさないように」と注意を促している。
中元商戦を目前に、三輪そうめんの老舗、奈良県桜井市の森井食品による賞味期限改竄(かいざん)問題が発覚し、業界がダメージを懸念している。食の安全が注目される中、農林水産省は「消費者をだます表示は許されない」と厳しい視線を向けるが、そうめんは本来保存食で、業界では「2〜3年ものが一番おいしい」ともいわれる。今後は、品質に問題がなくても廃棄や家畜の餌になる可能性が高いという。 「そうめんは古ければ古いほどおいしいという世界で育ってきた。しかし、昨今の食をめぐる不祥事を考えると、業界の常識は通じなかった」。同社の森井一晶社長は6日、農水省から日本農林規格(JAS)法に基づく改善命令を受けて謝罪した。 同社は平成13年から、1年半の賞味期限で出荷した商品のうち返品分の中身をチェックした上で、賞味期限をさらに1年半先延ばしして再出荷していたが、改善命令を受けて今後は廃棄処分にするという。 業界では、食
1964年東京五輪での男子フルーレ団体の4位入賞が最高成績の日本フェンシング。だが、2007年世界選手権で女子フルーレ団体が銅メダルを獲得するなど、五輪での初のメダル獲得が期待されている。成長の背景には日本協会が講じた強化策があった。(西尾美穂子) きっかけは8年前の惨敗。シドニー五輪に出場した4選手中3人が初戦敗退という結果を受け、03年にプロコーチとしてウクライナ人のオレグ・マツェイチュク氏(36)を招請した。 各国選手がセミプロ化する中で、日本のトップ選手は仕事や学業の合間に練習していた。同氏は「練習場に行っても誰もいなかった」と当時を振り返る。日本協会は、選手がフルタイムで練習できる環境を整える−という方針を固めた。 北京までの強化費として計上されたのは6000万円。食品会社の会長を務める山本秀雄・日本協会会長の支援を含めて資金を工面した。選手は休職を余儀なくされることになったが、
ライス米国務長官は外交専門誌「フォーリンアフェアーズ」(7・8月号)への寄稿で、日本とオーストラリアを「同盟国」、韓国を「グローバルパートナー」とそれぞれ表現した。表現の違いは何を意味するのか。 ライス長官は同誌のカバーストーリーとして掲載された「国益を再考する~新たな世界のための米国式現実主義」と題する寄稿の中で、「民主化がアジア太平洋地域で進んでいる。このような変化が米国の同盟範囲を拡大させ、米国が(他国と)共有する目標を前進させている」と指摘した。 ライス長官は、「米国はオーストラリア、東南アジア、そして日本と強固で民主的な同盟関係を共有している」とした上で、日本については、「正常な国家を目指す経済大国であり、米国の価値観をアジアやその先においても守り、広めていく能力を持っている」と評価した。 韓国については、「貧困と独裁から民主と繁栄へと歩んだ歴史を誇る韓国もグローバルパート
息子に「Lego」と命名:スウェーデン控訴審で逆転勝訴 2008年6月10日 社会 コメント: トラックバック (0) Jenna Wortham Photo credit: Lego.com 人気があるプラスチック製ブロックにちなんで息子に『Lego』という名前を付けたスウェーデンの玩具マニアの両親が、最近、画期的な訴訟に勝った。 『Telegraph』誌によると、このスウェーデン人の両親は、当初Legoという名前は使用禁止という判決を受けたが、スウェーデン行政控訴裁判所によりこの判決が覆されたという。 どうやら、この名前の使用許可を得るのは至難の技だったようだ。スウェーデンでは、不快感を与える名前や人名にふさわしくない名前、不適切な名前を子供につけることが禁じられている。また、将来、子どもが困る可能性がある名前を付けることも禁止されている。 Telegraph誌の報道によれば、1996
大阪市は6月2日、市有施設に設置したエレベーターの閉じ込めトラブル発生率を発表した。2008年1月末時点で、市が管理する市有施設にある2597基のエレベーターには、03年4月~08年1月に255件の閉じ込めトラブルが起こっていた。
NHK教育テレビの番組改編問題をめぐる訴訟で、NHKと民放でつくる第三者機関「放送と人権等権利に関する委員会」(BRC)は10日、東京高裁判決を伝えたNHKのニュースについて「公平、公正を欠き、放送倫理違反があった」とする決定を出した。判決内容を誤って伝えたとは言えないとして、謝罪放送は求めなかった。 決定は、2007年1月の「ニュースウオッチ9」について「裁判で対立している相手方の意見に一切触れず、自らの解釈だけを報じた」と指摘した。 対象となったのは、従軍慰安婦を取り上げた01年放送の番組「戦争をどう裁くか−問われる戦時性暴力」。取材に協力した「『戦争と女性への暴力』日本ネットワーク」は、同ニュースで「NHKは報道機関としての地位と当事者の立場を混同した」とBRCに苦情を申し立てた。
【ロサンゼルス=松尾理也】一部の種類のトマトに付着したサルモネラ菌が原因とみられる健康被害がカリフォルニア州など全米各地で相次いでいることから、ハンバーガー最大手のマクドナルドなど米国の複数のファストフードチェーンは9日、生トマトの提供を一時的に見合わせると発表。全米のマクドナルドなどで販売されているハンバーガーなどから、いっせいにトマトが姿を消した。 米食品医薬局(FDA)は7日、サルモネラ菌による健康被害が全米16州で相次いでいると警告していた。マクドナルドは、提供取りやめは「予防的措置」とするとともに、サルモネラ菌付着のルートなどが判明するまで、「トマト抜き」を続けるとしている。 同様の措置は、バーガーキングなど他の大手ハンバーガーチェーンのほか、小売り大手のウォルマートにも広がっている。
物価の上昇が相次ぐロシアで、なんとトヨタ自動車はこの3月末、ある車種の値下げに踏み切った。2007年末から現地工場でも生産を始めた「カムリ」である。 現地生産車であれば、価格を下げるのはある意味当然。しかし、同型のカムリは引き続き輸入も続けており、その輸入車の価格も現地生産車と同額にまで下げたのだ。値下げ幅は9%。輸入車には現在25%の関税がかけられているにもかかわらず、である。 ロシアでは外国新車の価格が全般的に上昇傾向だ。現地報道によると、昨年夏から今年にかけて最大8%近く上がっている。日本車も例外ではない。三菱自動車は「ランサー」などの現行車で一部のグレードに限り、販売店への卸売価格を2%前後引き上げている。またマツダも今年4月からメーカー希望小売価格を上げた。 原材料価格の高騰、北米市場の冷え込みなどで苦境に立たされる日本車メーカーにとって、資源景気にわくロシアは、唯一値上げ
スーパーやコンビニなどでズラリと並ぶミネラルウオーター。思わずどれを買ったらいいのか、迷ってしまう人もいるだろう。 ミネラルウオーターを飲んでいる人に好きな銘柄を聞いたところ、1位は「サントリー天然水(南アルプス)」で16.5%、2位「ボルヴィック」(11.9%)、3位「六甲のおいしい水」(11.8%)、4位「アルカリイオンの水」(7.7%)、5位「エビアン」(7.3%)と続いた。また世代別で見ると、「ボルヴィック」「エビアン」「クリスタルガイザー」「コントレックス」など、外国産の銘柄は若い世代ほど多く、逆に「サントリー天然水」「六甲のおいしい水」「富士山のバナジウム天然水」は世代が上がるほど多い傾向があることが、インターワイヤードの調べで分かった。 ミネラルウオーターを購入する際に重視する点は「価格」が最も多く58.9%、次いで「味」(49.8%)が多く、以下「硬度」(27.8%)「銘柄
【第1回】 2008年06月10日 食材高騰でも価格転嫁できず! 廃業続出の居酒屋業界 「タダでもいいから引き取ってくれないか」 都内で居酒屋を営むある店主は、大手飲食店チェーンの出店担当者の元を毎日のように訪れては、頭を下げ続けている。 この店主、20年前に脱サラして居酒屋を始めたが、ここ数年で市場の過当競争がいよいよ激化。客足は1990年代後半からの10年間で3分の2まで減ってしまった。 それに加えてダメ押しとなっているのが、昨年末から本格化している「原材料価格の高騰」である。食材の仕入れ価格上昇により、やむなくメニューを値上げした結果、さらに客足は落ち込んだ。「毎月の収入は、よくてコストをやっと賄えるくらい、多くの場合は赤字」(店主)という苦境が続いている。 「もはや経営を続ければ続けるほどリスクが高まる」とわかってはいるが、自力で店を畳むにはそれなりのコストがかかる。そこ
この1カ月ほどの間ベトナムで起こっていることは、ベトナムを多少知るものにとっては目を疑うばかりだ。 目立つのは株価だ。ホーチミン市場上場151社で構成されるVN指数は年初から57%下げている。昨年3月の高値からはちょうど3分の1。もちろん、世界で最悪のパフォーマンスだ。 政府が手をこまぬいていたわけではない。3月25日にはグエン首相が市場対策を指示し、株価の変動幅を制限したのを皮切りに、国営ファンドによる買い支え、金融機関の株式関連貸付けの支援など、あの手この手の対策が展開された。 それらが、いったんは効果があるかに思えた。翌日からベトナムの代表的な株価指数であるVN指数は11日連続で上昇した。といっても値幅制限があるのでこの間に同指数は496ポイントから539ポイントに9%上昇しただけだが、ともかく下げ止まった。 しかし、問題はそこからだ。5月のメーデー休日が明けた5月5日から6月4日ま
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 国際原油価格は5月下旬、一時、1バレル=135ドルまで上昇した。だがベネズエラのビジネスマン、ロベルト・モラレスさん(33歳)には無縁の話だ。所有する独フォルクスワーゲンの小型車「ゴル」にハイオクガソリンを11ガロン給油し満タンにするために支払うのは、たったの1ドル32セント。ベネズエラ政府の補助金でガソリン価格が抑えられているおかげだ。 「おかしいとは思うが、文句はないよ。この国ではガソリンは水より安いんだ」(モラレスさん) この発言は誇張ではない。ベネズエラのガソリン価格は世界一安く、ボトル入りの水1リットルの15分の1。牛乳1リットルと比べれば25分の1に過ぎない。1998年以降、ベネズエラ政府はハイオクガソリンの価格を1リットル=0.
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気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン Hardy Green (BusinessWeek誌、書籍担当エディター) 米国時間2008年6月1日更新 「Turning Over a New Leaf at BookExpo」 毎年恒例の書籍展示会「ブックエキスポ・アメリカ(BEA)」が、5月29日から3日間、ロサンゼルスで開催された。編集者や書店関係者、広報担当者、著作権エージェントから明日を夢見る作家まで、例年3万人前後を集める米国出版業界最大のイベントである。 今年の目玉は「環境問題」。5月30日には、「気候変動と書籍業界」や「出版社から見た環境に優しい本の購入・包装・出版」などをテーマに5~6本のセミナーが開かれた。同日午前の基調講演「環境への配慮は愛国心の新たな形」を行ったの
小学館を訴えた週刊少年サンデー連載の漫画家が、訴状や陳述書まで自らのブログで公開している。「漫画家をバカにするな」との思いからという。ほかにも苦言を呈する漫画家が続出しており、小学館は困惑している様子だ。 「編集者、出版社が漫画家を馬鹿にし始めた」 「裁判が始まったら、粛々と対応するしかありません」 週刊少年サンデーを発行している小学館の広報室では、今回の訴訟騒ぎについて、J-CASTニュースの取材にこう答えた。編集者らの実名がある訴状や陳述書までブログで公開されたことについては、「こういうのは珍しいですよね」とこぼすだけだった。 訴訟を起こしたのは、サンデーに2001年1月から07年12月まで「金色のガッシュ!!」を連載した雷句誠さん。訴状などによると、小学館はガッシュのカラー原稿5枚を紛失し、その賠償金などを50万円とした。しかし、芸術品としての価値をネットオークションの落札額などをも
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