SOA(サービス指向アーキテクチャ)に基づいたシステムを実現するためには最低でも、ビジネス・プロセスを記述する仕組み、実際にサービスを呼び出す仕組み、定義したサービスの情報を格納しておくリポジトリ、統一した操作性を提供するユーザー・インタフェース、の4つの構成要素が必要になる。それぞれについて説明していく。 日経コンピュータ2006年2月6日号の記事を原則としてそのまま掲載しています。執筆時の情報に基づいているため、社名や登場人物の肩書きを含め現在は状況が変わっていることがありますが、SaaSやEnterprise2.0の動向に興味のある方に有益な情報であることは変わりません。 このとき、ビジネス・プロセスをどのように表記するのがよいだろうか。第1回や第2回で示したように、前提は事業の責任者が理解できることだ。「システム部門やベンダーの担当者などITの知識がある人しか分からない表記でビジネ