米Oracleは23日、米Tangosolの買収を発表した。Tangosolはアプリケーションパフォーマンス向上のための「データグリッド」ソリューションを提供している。買収は4月に完了予定。買収額などの詳細は公表されていない。 データグリッドは、パフォーマンスや可用性の向上を目的として、クラスタリングされたアプリケーション間のデータの同一性を保ちながら高速なキャッシュを提供するソリューション。 Oracleでは、同社のFusion MiddlewareやTimesTen、そしてOracle Databaseと組み合わせ、金融・テレコム・旅行サービス・ロジスティクスの分野において、リアルタイムデータ分析ソリューションなどの強化を図る。 SOAやWeb 2.0、EDA(Event Driven Architecture)といった分散型のシステムにおいてはアプリケーション間でのデータ同期やデータ
日本ヒューレット・パッカードと日本オラクルは28日、SOA導入支援コンサルティング分野での協業を発表した。SOA導入における両社のノウハウを併せて顧客に提案、既存システムからの移行などを促進、ビジネスの変化に柔軟に適応できる情報システムの構築を、サービスと技術という2つの面から支援する。 HPは"HP SOA 7 Services"と呼ばれるサービスを提供、国内でも11月より「サービス指向コンサルティンググループ」と呼ばれるグループにより、このサービスの提供を行っている。SOA 7 Servicesは、「ビジョン策定」「基本計画策定」「基本設計サービス定義」「共通基盤設計・実装」「ソフトウェア開発」「運用設計・管理」の7つのメニューで構成され、顧客の状況によって段階的なSOA導入を支援する。 一方オラクルは、SOA導入において、ビジネスプロセスだけでなくデータ統合を重視するというData
Oracle SOA Suite HA Oracle, Shailesh Dwivedi氏はOracle OpenWorldにおいて、サービス集合型のSOAシステムにおける高可用性についてセッションを提供した。ミッションクリティカルシステムにおいては予定外のシステムダウンやサービス停止は極力避けなければならない、と同氏は述べる。SOAでこうした可用性を実現するものとしてOracle SOA Suite HAが紹介された。 SOAの基本はサービスであるから、基本的に高可用性を実現する必要がある部分を複数用意し、サービスを分散する、またはバックアップシステムを用意しておくといった方法をとる。あとはOracle Databaseなどの製品がそれぞれに備える高可用性の機能を活用しながら、システム全体の高可能性を実現するといったものだ。 次にEdmundsのSheng-te Yang氏から、自社にお
米HP会長兼社長、CEOのMark Hurd氏 Oracle OpenWorld(OOW)中盤、2日目の朝を飾ったのは米Hewlett-Packard(HP)会長兼社長、CEOのMark Hurd氏だ。2005年に同社CEOに就任して以来、低迷を続けてきたHPを立て直すことに尽力してきた同氏だが、2006年第3四半期決算では会社が成長軌道に乗ったことを報告して完全復活宣言、同四半期のPC販売台数で長年首位に陣取っていたライバルのDellを抜かすなど、好調ぶりが止まらない。役員会での情報漏えいを巡る盗聴事件の責任をとって前会長のPatricia Dunn氏が辞任するなどのお家騒動はあったものの、後任として会長にHurd氏が就任し、さらなる成長に向けて舵を取り続けている。 そんなHurd氏が強調するのは、パートナーとしてのOracleの存在だ。OOWでの基調講演という場での発言ではあるが、とも
Thomas Kurian氏 24日(現地時間)、中盤となるOracle OpenWorldはHPのMark Hurd氏に次いでOracleのThomas Kurian氏のキーノートスピーチで幕を開けた。 Oracleでサーバー技術担当シニア・バイスプレジデントに就くThomas Kurian氏はFusion MiddlewareやJDeveloperなどのテクノロジ製品を統括している。 Fusion MiddlewareはOracleのデータベースと並んでテクノロジ製品の柱となるミドルウェア。J2EE 1.4準拠のOC4J(Oracle Container for J2EE)によるJavaテクノロジのサポートから、Javaはもちろん.NETまでをサポートするSOAベースのアプリケーション統合、BPELなどによるコンフィグレーションベースのビジネスプロセスエンジン、といったさまざまな機能を
コンピュータソフトの産業が大きく変わろうとしている。Linuxをはじめとする、オープンソースは、大手ITベンダーの戦略に変動をもたらすほどの影響力を有し始めているとともに、それらの大企業自体が推進しているSOA(Service Oriented Architecture)、さらには、この業界の帰趨を占う上で、大きな争点として浮上してきたSaaS(Software as a Service)は、Web2.0の潮流により共鳴しあい、ソフトというものの概念はこれまでとは異なった段階へ進む兆しがみえてきた。このほど、野村総合研究所(NRI)が、その動向を報告した。 従来、オープンソースソフト(OSS)といえば、まず、LinuxやFreeBSDなどOSのほか、Apache、SAMBAなどのTCP/IPアプリケーション群が代表的なものとして挙げられてきた。しかし、いまや、Eclipseのような開発ツー
米Oracleは「Oracle's PeopleTools 8.48」を発表した。PeopleToolsはPeopleSoft Enterpriseの開発、配備、保守を助けるもの。今回発表されたバージョンではOracle Fusion Middlewareとの相互連携が強化された。 Oracleは2004年12月にPeopleSoftを買収、2006年6月には「PeopleSoft Enterprise Release 9」をOracle Applicationsブランドのもとに発表している。PeopleSoft Enterprise Release 9ではFusion Middlewareとの連携が強化されていた。今回のPeopleToolsはこれを受けてのものとなる。 PeopleTools 8.48における特徴としてSOAへの対応が挙げられる。「PeopleTools Service
the 2006 JavaOne Conferenceの2日目、キーノートスピーチには米OracleのServer Technologies Development, Senior Vice PresitentのThomas Kurian氏が登場した。同氏は次世代のエンタープライズアプリケーションに関して以下のキーワードを挙げる。 Java EE 5 SOA Web 2.0 1時間弱のスピーチの中で3つのキーワードに関するOracleの取り組み、そして成果物のオープンソース提供について語った。 OracleのThomas Kurian氏 Java EE 5、SOA、Web 2.0の3つが主な話題 Java EE 5 Java EE 5に関してはパーシステンスに関する話題にフォーカス、OracleのEJB 3.0とJPA(Java Persistence API)実装が紹介された。Oracl
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く