紅海に面すエリトリア、まずはコーヒー儀式 @アスマラ煎ったばかりのコーヒー豆 高いところから、小さなカップへ ポップコーンと、ちょっぴり甘いハンバシャと、すごく甘いコーヒーと 香り立つ=いずれも中野智明氏撮影 ナイジェリア編でアブジャについて「今まで見たことのない都市」などと書いたけれど、考えてみれば初めて訪れる都市はたいがいそうしたものだろう。「どこにもあるような地方都市」などと日本で書きたくなるのは、十分に目が行き届いていないからに違いない。ただ、同じような顔をした、個性を見分けにくい街が増えたことも確かだと思う。 エリトリアの首都アスマラもまた、アフリカの他の国では見かけない都市と言える。ナイジェリアの海辺の大都市ラゴスから来ると、なおさらその思いを強くする。12年ぶりの訪問になる。 アスマラは標高2350メートルほどにある。6月20日、首都というにはあまりに寂しい明かりを眼下に望み