南北朝鮮の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)の南約3kmに位置する延坪島(ヨンピョンド)の住民や、島への訪問者がメディアに語った恐怖の声が示すのは、戦闘状態に非戦闘員が巻き込まれたという事実だ。 人口1800人弱、約7km2の小さな島が、この日、戦場となったのだ。陸上への攻撃は休戦後、初めてとなる。吹き飛ぶ民家、逃げまどう人々---それはまさに第2次朝鮮戦争と言える光景だった。 この日、韓国軍は黄海で射撃訓練を行っており、午前8時20分には北朝鮮が訓練中止を求めている。そして北朝鮮は突如、延坪島に向けて砲撃を始めた。 撃ち込んだ170発のうち80発が命中。韓国側も砲弾80発余りを発射して応戦した。約50分間の交戦による被害は、11月24日午後8時現在、韓国の海兵隊員2人、そして民間人2人が死亡。 負傷者は20人に上る。被弾やそれに伴う火災などで破壊された家屋は70軒以上で、924世帯の
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