出直し大阪市長選に立候補している橋下徹前市長は20日、セクハラで減給処分になった東成区の男性区長(55)を再選後に更迭する方針を明らかにした。東成区内の個人演説会で「優秀な女性区長を持ってきます」と述べた。 区長は一昨年8月、人材開発コンサルタントから公募区長に就いたが、飲食店で部下の女性職員の体を触ったなどとして、昨年9月に減給1カ月の懲戒処分を受けた。 橋下氏は当初、「人間だれでも失敗はある」と続投させたが、先月、「3月いっぱいで区長職を解く」と本人に伝えていたという。
大阪市教育委員会は19日、今春に公募で登用した民間出身の校長と教育委員との意見交換会を開いた。校長からは「目の前の課題が多すぎて余裕がない」「教職員との人間関係に一番苦労した」など不満の声が上がった。市教委は支援の仕組みづくりや着任前の研修の参考にする。 市教委はセクハラなど相次いだトラブルを受け、制度の見直しを目的に意見交換会を実施し、校長側は8人が出席。今春は民間人11人を採用したが、すでに2人が退職している。 8人は、橋下徹大阪市長が重視する英語教育や不登校の児童への対応など、独自の取り組みを説明。同時に、出身企業との感覚の違いを取り上げた。教職員との意思疎通の苦労を打ち明ける声が多かった。大森不二雄教育委員長は、来春は民間人から22人を登用する方針を表明。募集目標の35人を大きく下回った。
セクハラで減給処分になった民間出身の大阪市立小学校の男性校長(59)について、市教委が研修後に校長に復職させることを明らかにした。公募採用でほかの職に就けないためというが、疑問の声が相次いでいる。 公募採用は、橋下徹市長の肝いりで2013年度から始まった。民間から3年の任期で11人が採用され、男性校長は、介護関連会社役員の出身だった。 ■「彼氏おるの? もうヤッたん?」と性的質問 3か月の研修を経て、男性校長は4月に小学校に赴任したが、翌5月には、すでに保護者らとトラブルを起こしていた。 大阪市教委などによると、男性校長は、PTA役員の母親に対し、「僕と会えなかったらさみしい?」「君の気持ち聞かせてよ」などと次々にメールを送っていたというのだ。市内の飲食店で保護者ら数人と親睦会を開いたときは、校長はお酒を飲んで、同席したこの母親の尻を触った。別の保護者からは注意を受けたが、6月の親
大阪市教委が今年度から全市立小中学校(429校)で導入する土曜授業について、4月に実施する学校が小中計5校にとどまることが市教委のまとめでわかった。 橋下徹市長が推進する学力向上のための目玉政策で、毎週でも実施可能としたが、週休2日制の定着や教員の代休確保などが課題となり、二の足を踏む学校が多いのが現状。どの学校も1学期に1回行うのが精いっぱいで、大半の学校では年3回程度しか実施されないとみられる。 完全学校週5日制が始まった2002年度以来の復活となる土曜授業は、橋下市長が一昨年の市長選で公約に掲げた政策。東京都など先行地域では月2回を上限としているが、大阪市教委は「土曜授業を学校の特色作りに効果的に活用してほしい」と、保護者や地域住民への公開を条件に回数を制限せず、校長の裁量次第では毎週でも実施できる、としていた。 しかし、4月実施を市教委に届け出たのは日吉小(西区)、神路小(東
大阪市立桜宮高体育学科の入試中止の是非を巡り、橋下徹・大阪市長がまた、言論人にかみついた。 作家の曽野綾子氏やワイドショーの小倉智昭キャスターらに続く、新たな論敵はジャーナリストの鳥越俊太郎氏だ。橋下氏を「裸の王様」と新聞コラムで批判したのに対し、ツイッターで「反権力姿勢を示したいだけの似非人権派」などと徹底反撃している。 鳥越氏「体罰と入試中止の問題はつながらない」 橋下氏が刃を向けた鳥越氏のコラムは、毎日新聞の土曜日朝刊に連載している「ニュースの匠」だ。2013年2月2日の回は、「体罰問題で入試中止」「王様のいいなり」の見出しで、教訓的な童話を使って橋下市政をこう揶揄する。 「大阪・桜宮高校で起きた体罰と生徒の自殺、そしてその後、橋下徹・大阪市長が入試中止を声高に叫んで実行させたこと。この一連の経過を見ていて、私はやはりこれは『裸の王様』だな、と思ったのです」 次にアンデルセンの「裸の
在校生は「まだ覆せる。できることは何でもやりたい」と憤り、受験生は「詳しい情報がほしい」と困惑した。21日、大阪市教委が決定した市立桜宮高校の体育系2科入試の募集中止は大きな波紋を広げた。 「本当に残念。言葉が出ない」「納得できない」。同校の運動部を引退した元主将ら3年生の生徒8人は21日夜、市役所で記者会見して涙声で訴えた。 制服姿で臨んだ会見。同じ時間、市役所の同じフロアで橋下徹市長は記者団に「すばらしい決定」と称賛していたが、生徒たちは「市長は何も分かっていない」「生徒の話を聞いてくれなかった」と強い不満を漏らした。 同校では運動部が活動停止の状態。さらに橋下市長が同校の教員総入れ替え人事を求めている。生徒の1人は「友達を失い、部活を失い、先生まで失ってしまう。本当につらい」とうなだれた。 同校体育系2科を志望している受験生や保護者からも戸惑いや憤りの声が上がった。大阪府内の中学3年
大阪市教育委員会が橋下徹市長の要求通り、市立桜宮高校の体育系2科の入試中止を決定した21日夜、同校3年の男子生徒2人と女子生徒6人が記者会見に臨んだ。「私たちは納得いかない」「学校を守りたい」。8人は「まだ結論を覆せるかも」と、橋下市長と市教委に対し、決意の反論を展開した。 市役所5階の記者クラブで午後7時半から1時間余にわたった会見。8人はいずれも運動部の元キャプテン。制服のブレザー姿で横一列に並んだ。 「体育科に魅力を感じて受験したいと思う生徒がほとんど。普通科に回されるのは、私たちは納得がいかない」。女子生徒が口火を切った。橋下市長が同日朝、全校生徒を前に説明したが、「具体的な理由がなく、私たちの声も十分に聞いてくれなかった。思いは1時間で話せるわけがない。『生徒、受験生のことを考えて』と何度も繰り返したが、在校生と受験生のことを考えたらもっと違う結果があったんじゃないか」と訴え
大阪市立桜宮高校バスケットボール部主将の男子生徒が顧問の男性教諭の体罰を受けた翌日に自殺した問題で、橋下徹市長は15日に記者会見を開き、「(男子生徒が所属していた)体育科は生徒の受け入れ態勢ができていない」として、今春の体育科とスポーツ健康科学科の入試を止めるべきだと市教委に伝えたことを明らかにした。 入試を変更する権限は市教委にあり、長谷川恵一委員長は「非常に大きな問題であり、今すぐには受け入れがたい」と、21日に改めて判断する考えを示した。 橋下市長は午後4時から約3時間20分にわたり市教育委員と意見交換。その後、長谷川委員長らと共同で記者会見し、再発防止策を発表した。その中で市長は、桜宮高の体育科は「指導において体罰が黙認され、歯止めがかけられない状態」と指摘。「いったん入試は止めてもらって、実態解明をする」「そのまま入試をすれば大阪の恥」として、体育系2学科の入試中止を強く市教委に
「教育委員会が決めたことに自動的に予算がつくわけではない」。大阪市立桜宮高校の体罰問題で、橋下徹市長は17日、同校体育系2科の入試中止や教員総入れ替えに慎重な市教委に対して予算を“人質”に圧力をかけた。だが市立中学校校長会が同日に入試実施を求める緊急要望書を市教委に提出するなど波紋は広がる。橋下市長は「僕が間違っていたら選挙で落とせばいい」と息巻いた。 「入試をやめるといったら、やめる。受験生を右往左往させないため、保護者は別の道を考えさせるべきだ」。橋下市長は17日の会見で激しい口調でまくし立てた。 中学校校長会が同日、すでに進路懇談会を済ませているとして、「生徒、保護者に不安と動揺を与える」と入試実施を求める要望書を出したことについても、橋下市長は「教育者失格だ。どんどん(後任を)公募して代える」と怒りを爆発させた。 橋下市長はこれまで、バスケットボール部の男性顧問(47)の常態化した
大阪市立桜宮高校の体罰問題をめぐり、“夜回り先生”として知られる元高校教諭の水谷修氏は橋下徹市長を批判した。「感情で発言、幼すぎ…予算で脅す暴力だ」 「市長として純真な気持ちで対応しているのはわかるが、あまりに考え方が幼く、感情だけでものを言っている。そして現場のことを何もわかっていないと感じる。 実際に自殺した生徒が体罰をどう捉え、何に悩んでいたかに加え、学校の対応や責任がどこにあるか、今まさに調査中している最中だ。この時点で、入試中止や先生たちの総入れ替え、それを実行しないなら予算停止とまで言及する段階ではない。 今まず、やるべきことは、ショックを受けている生徒たちの心の傷をどう癒やしてあげるかだ。民主主義の社会なのだから、子供たちの声も聞くべきではないか。子供たちは実際に今を生きている。 学校を混乱させて、結局犠牲になのるのは、また子供たちだ。橋下市長のやり方は、叩かれたからたたき返
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