大阪の庶民を描いた小説「夫婦(めおと)善哉(ぜんざい)」などで知られ、「オダサク」の愛称で親しまれる作家、織田作之助(1913~47年)の生誕100年を迎える26日、ゆかりのある大阪市天王寺区、生国魂神社に、マント姿の銅像が建立される。愛読者らは「オダサクの原風景を知ってもらうきっかけになれば」と期待する。 愛読者らで作る「オダサク倶楽部」メンバーで、元会社員の石田英治さん(72)(堺市西区)が寄贈する。 銅像は台座部分を含め高さ約180センチ。マントと帽子を身に着け、たばこを手に大阪の町を歩く写真を基に、彫刻家岡村哲伸さんが制作する。 台座には「大阪を愛し、三十三年の生涯は太くて短かった」などとする顕彰文や、同神社周辺の描写がある小説「木の都」の一節が刻まれる。 生家は同神社に近く、子どもの頃からよく境内で遊んでいたという。また境内には、織田が師と仰いだ近世上方の浮世草子作者、井原西鶴の
売り上げが堅調だったという養命酒=養命酒製造提供 養命酒製造の2013年3月期は増収増益。主力の養命酒の販売が堅調で、売上高は前年同期比4%増の120億円だった。冬場に「冷え」や「疲れ」をテーマに広告を打ち、冷え症に悩む女性らに商品の魅力をアピールできたという。養命酒ファンは高齢者が中心だが、川村昌平会長は「若い層(の消費者)も増えてきていると実感している。さらに取り込んでいきたい」。広告戦略に力を入れるほか、健康にいい酒の新商品なども投入して14年3月期も増収増益を見込む。(5月9日)
節分にその年の恵方(縁起がいい方角)を向いて食べると福を招くという恵方巻き。関西発祥だが県内にも定着し、売り上げが年々伸びる小売店が多い。本番の3日を前に、県内各スーパーで熱い商戦が繰り広げられている。 多くの県内店舗では5年ほど前から売り場を強化している。ヤマザワ(山形市)は昨年の売り上げが5年前の2倍以上に伸びており、2月3日は「年間で最もすしが売れる日」(関口陽介バイヤー)という。今年は昨年の1.5倍の売り上げを掲げ、11種類を用意。かんぴょうや卵焼きを巻いた定番の「招福恵方巻」(498円)をはじめ、マグロの中落ちとすき身を使った「招福まぐろ2色巻」(同)などが人気だ。目玉は通常の恵方巻き(直径5センチ)より太い直径8センチの「開運海鮮十二単(ひとえ)巻」(1280円)。のりを2枚使い、マグロやエビ、カニなど12種類の具材を巻いた。1日から一部を、3日に全種類を店頭販売する。 お
2005年に刊行された『アースダイバー』は、関東圏を中心に大きな反響を呼びました。「ブラタモリ」や『東京スリバチ地形散歩』など、現代都市が隠してしまっている歴史の古層を探る散歩や、地形そのものに注目するブームの発端になりました。 『アースダイバー』は、洪積台地と沖積低地が複雑な地形を織りなす東京では、縄文以来、「岬」の先端に聖なる場所が設けられ、そこが現在でも神社や寺など形で保存されており、地形の持つ力がいまだに都市の構造におおきな力を及ぼしていることを明らかにしました。 次は大阪だ! 『アースダイバー』が出版された2005年の8月には、中沢新一率いるアースダイバーズは次の目標を大阪に定めて、記念すべき第1回目の1泊2日の強行軍のフィールドに出かけました。 まずは商いの中心地・船場。水の都を体現する堀、そしてかつて堀だった場所を徹底的に自転車で駆け回りました。上町台地の臍である四天王寺、生
「未来の住職塾」の開講に先立って行われたプレセミナー。約50人が受講したという =今年1月、東京都内(松本紹圭さん提供)(写真:産経新聞) ■「100年後まで生き残る」 寺院をとりまく現状への危機感から経営学修士(MBA)を取得した浄土真宗本願寺派の僧侶、松本紹圭(しょうけい)さん(32)、京都市左京区=が、宗派を超えて僧侶を養成する「未来の住職塾」を今月下旬から京都、東京などで開講する。経営感覚を伝授し「100年後まで生き残る寺院」を目指す異色の講座。伝統を重んじる仏教界に変革を促す刺激的な内容で、注目を集めそうだ。 【フォト】11歳少女まで株購入計画 止まぬFacebook狂騒曲 講義は、経営戦略やマーケティング、財務といった経営に関するテーマに特化。世界のビジネススクールが行う最新の教育手法を応用し、実際の寺院の事例を取り上げた討議などの演習も行う。 ただし、寺院経営を“金も
鬼に体を刻まれる「なます地獄」、煮えたぎる釜に入れられる「かまゆで地獄」……。色彩豊かに描かれた地獄絵を紹介した子ども向け『絵本 地獄』(風濤社)が売れている。今年に入りすでに6万部を増刷し、累計発行部数は17万部になった。 この絵本に使用されている地獄絵は、1784年(天明4年)に江戸の絵師によって描かれた絵巻で、千葉県南房総市の延命寺が所蔵する。風濤社の高橋栄代表は「先代の父親が思いついた企画でした。発行当時は子どものいじめや自殺が社会問題になり始めたころです。地獄の言いつたえを子どもに見せて『人をいじめたり命を粗末にしたりすると、大変なめにあうぞ』という構成を考えました」と話す。 1980年8月の初版は5千部だった。発売後数年は「書店にまず置いてもらえるかどうかが鍵」だったという。可愛らしい絵本が並ぶ児童書のコーナーでは表紙・内容があまりにも異質だからだ。それが書店員の口コミなどで徐
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く