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ブックマーク / book.asahi.com (52)

  • http://book.asahi.com/ebook/master/2014020500009.html

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    osaka_jin 2014/02/14
  • 書評・最新書評 : トップシークレット・アメリカ―最高機密に覆われる国家 [著]デイナ・プリースト&ウィリアム・アーキン - 渡辺靖(慶応大学教授・文化人類学) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■多すぎる機密がむしばむ民主制 9・11以降、米国では国家安全保障の最高機密(トップシークレット)を扱う政府機関や企業が倍々ゲームのように増殖している。ピュリツァー賞を2度受賞した辣腕(らつわん)記者と、ベテラン軍事アナリストがタッグを組み、その実態に切り込んだのが書だ。 数百人の関係者への取材、百カ所以上の施設への視察、数十万件の文書や記録の収集など、2年半に及ぶ徹底した取材に舌を巻く。巷(ちまた)に溢(あふ)れる即席の扇情ルポとは明らかに次元を異にする。 カーナビを遮断する「地図に出ていないアメリカ」の急増。軍産インテリジェンス複合体が集積する富裕地域の誕生。米国上空を飛行する無人機の増加。強まる全米各地の礼拝所への監視。CIAによる指名殺害の内幕……。「秘密への強迫観念的な依存」を深める現実が次々と活写され「ワシントン・ポスト」紙での連載時に掲載を見送られた情報も数多く開示されてい

    書評・最新書評 : トップシークレット・アメリカ―最高機密に覆われる国家 [著]デイナ・プリースト&ウィリアム・アーキン - 渡辺靖(慶応大学教授・文化人類学) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
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    osaka_jin 2013/12/03
  • 「天國のをりものが―山崎春美著作集」書評 アングラ雑誌、彩った早熟少年|好書好日

    天國のをりものが―山崎春美著作集1976—2013 [著]山崎春美 1970年代後半から80年代前半にかけて、山崎春美という名前は常にエキセントリックな輝きと共にあった。彼が率いたガセネタとタコというバンドは、日音楽シーン、それも非常にアンダーグラウンドな音楽の世界において、登場した時から伝説と化していた。 そして彼があちこちのやはりアンダーグラウンドな雑誌に書き散らしていた種々雑多な文章は、偶然目にするたびに異様な吸引力を発揮して私を捕らえた。彼はいつも、清新かつ邪悪な視線で世界を見回しながら、当時凄(すさ)まじい勢いで数量を増しつつあった音楽や書物から対象を選び出しては、直観的でありながら強靱(きょうじん)な分析力を発揮して、独創的なレトリックを駆使した華麗な文体で誌面の隅を秘(ひそ)かに彩っていた。殊更に熱心に彼の文章を渉猟していたわけではないが、私はライター山崎春美のファンだっ

    「天國のをりものが―山崎春美著作集」書評 アングラ雑誌、彩った早熟少年|好書好日
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    osaka_jin 2013/10/30
  • 「三面記事の歴史」書評 時代を超えて、のぞき見誘う|好書好日

    三面記事の歴史 [著]ロミ 「三面記事」は、いまの日でいえば、スポーツ新聞や夕刊紙のゴシップ欄やセンセーショナルな記事にあたる。奇矯な事故や犯罪、スキャンダルや痴情の果ての惨事といった、人がついのぞき見したくなるような記事だ。 親族やライバルの殺害、テロリストによる暗殺、見せしめの虐殺……。書の冒頭に掲げられた1035年から1934年までの殺人リストは、全部で百数十項目。殺人が政治を動かしてきたという事実に、背筋が寒くなる。その一方で、「3分間でワインを4リットル飲み死亡」とか、膳のグリーンピースを鼻に詰め猿轡(さるぐつわ)をかませて自殺した囚人の話とか、あきれるような事実が満載。これにはいやでも胸が躍り、騒ぐ。 三面記事は時代を超えて同じ型を踏む。面白すぎる話のヴァリエーションににやりとしながら、他人の失敗を嗤(わら)うみずからの低き性(さが)を突きつけられもして、読者はふと我に返

    「三面記事の歴史」書評 時代を超えて、のぞき見誘う|好書好日
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    osaka_jin 2013/10/30
  • 「生理用品の社会史」書評 意識変えた使い捨てナプキン|好書好日

    生理用品の社会史―タブーから一大ビジネスへ [著]田中ひかる 以前に生理用ナプキンを燃やそうとしたことがある。百円ライターを壊しても火すらつかなかった。高分子吸収体って何者なんだ。そしてこういうものがなかった時代、女たちは毎月どうやって経血の処置をしてきたんだろう。 あまり公に語られてこなかった生理用品の歴史。類書も少なく、常々知りたいと思っていた。 古代から太平洋戦争までの長い期間、経血処置に何がどう使われてきたか、不浄とみなされ、タブー扱いされていたことなどが書かれた前半も興味深いが、白眉(はくび)は第3章、使い捨てナプキンを日人の体形に合わせて開発、商品化したアンネ社の登場。 1961年、当時口にするのも憚(はばか)られた月経を「アンネ」と呼ぶ提案と、水洗トイレに流せる使い捨て紙ナプキンは、多くの女たちに衝撃と喜びをもって、受け入れられた。しかも快適な経血処置を提供したいという信念

    「生理用品の社会史」書評 意識変えた使い捨てナプキン|好書好日
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    osaka_jin 2013/10/30
  • コラム別に読む : マッキンゼー [著]ダフ・マクドナルド - 森健(ジャーナリスト) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    コンサル会社の内幕に迫る 今日コンサルティング業者は少なくないが、世界で別格のブランド力を誇るのがマッキンゼーだ。書は同社の内幕に迫った。マ社の強みは分析力や戦略立案とされるが、書で事例紹介は多くない。主眼は同社内部の歴史にあるからだが、それでもその変遷は示唆に富む。 初期から中期には、拡大する顧客企業に事業部制を導入するよう助言したり、多角経営や買収や合併をもちこんだりと、時代に合わせた助言で発展した。成功しても沈黙を守り、裏方に徹する。そんな職人的姿勢が信頼の基盤になり、高い契約金と継続的な契約に結びついた。 ただし、顧客にとって当の魅力は異なる。マ社が「事実上の産業スパイ」として機能するからだ。顧客経営陣はマ社を通じて競合を含む業界情勢を正確に把握できる。マ社にとってもある顧客企業が成功した手法を別の社に移し替えて成功に導くのは十八番でもあった。 1990年代に入ると同社は変

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    osaka_jin 2013/10/30
    米式経営論、コンサルの胡散臭さ、格別。
  • コラム別に読む : 街場の憂国論 [著]内田樹 - 永江朗 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■内田樹人気を考える 書店観察が好きなぼくにとって、晶文社のはひとつの指標だった。晶文社のがどう置かれているかで、書店の性格がわかる。しかしこのところ晶文社の元気がなかった。冬眠とまではいわないが、昼寝している感じ。それが最近、目を覚ました。「犀の教室」なんていう、晶文社らしいシリーズも始まった。 第1弾、鷲田清一『パラレルな知性』とともに刊行されたのが内田樹『街場の憂国論』だ。他の多くのウチダと同じく、著者がブログはじめあちこちに書いた文章を編集者が集めて1冊にした。内田センセ、国を憂えておられるのである。 内田樹はなぜ人気があるのか。その理由は、まえがきに書いてある。いや、「だからオレは人気がある」とは書いてないけど。 内田はあるときから「他の人があまり言わないこと」だけを書くようになったという。その理由のひとつは仕事を減らすため。原稿を読んだデスク(編集部の現場監督)が拒絶する

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    osaka_jin 2013/10/30
  • 中村健之介「ニコライ」書評 布教と日ロ友好に尽くした生涯|好書好日

    ニコライ 価値があるのは、他を憐れむ心だけだ (ミネルヴァ日評伝選) 著者:中村 健之介 出版社:ミネルヴァ書房 ジャンル:エッセイ・自伝・ノンフィクション ニコライ [著]中村健之介 ロシア正教の大主教ニコライ(1836-1912)は、東京・神田にあるニコライ堂で知られる。幕末に来日して日正教会を創建し、日での活動は半世紀に及んだ。ロシア文学者の著者は、関東大震災で焼失したとされたニコライの日記をロシアで見つけだし、『宣教師ニコライの全日記』全9巻を刊行するなど、36年間にわたってニコライの真実を探し求めてきた。その地道な研究成果をもとに、布教と日ロ友好に尽くした生涯が生き生きと描かれる。何より、福沢諭吉や内村鑑三に並ぶ人物として日近代史に呼び戻したい、という思いが行間ににじむ。副題の「価値があるのは、他を憐(あわ)れむ心だけだ」は、ニコライ56歳のときの言葉。 ◇ ミネルヴァ書

    中村健之介「ニコライ」書評 布教と日ロ友好に尽くした生涯|好書好日
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    osaka_jin 2013/08/23
  • 四方田犬彦「ルイス・ブニュエル」書評 反転と逆説の映画、妖しい輝きを活写|好書好日

    ルイス・ブニュエル [著]四方田犬彦 ルイス・ブニュエルは、1900年にスペインに生まれ、1983年に没した映画監督である。彼はシュールレアリスム映画の金字塔とされる第1作『アンダルシアの犬』から遺作となった『欲望のあいまいな対象』まで、生涯に32(数え方によっては37)の映画を発表した。 『忘れられた人々』『ビリディアナ』『砂漠のシモン』『皆殺しの天使』『ブルジョワジーの秘(ひそ)かな愉(たの)しみ』等々、傑作、名作とされるフィルムは数多く、ここ日においても繰り返し特集上映がなされてきた。 にもかかわらず、ブニュエルという映画作家は、これまで十分に論じられてきたとは言い難い。他の巨匠名匠たちと比べると、どこかキワ者扱いというか、別枠という印象さえある。これは取りも直さず、ブニュエルの作品の一筋縄でいかなさ、底知れぬ奇怪さ、通り一遍の分析への抵抗、要するに語りにくさを示している。と同

    四方田犬彦「ルイス・ブニュエル」書評 反転と逆説の映画、妖しい輝きを活写|好書好日
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    osaka_jin 2013/08/23
  • 『「少女小説」の生成』書評 規範と逸脱の麗しき輪舞|好書好日

    「少女小説」の生成―ジェンダー・ポリティクスの世紀 [著] 久米依子 近代日の「少女小説」。このジャンルの独自性は、日の近代化と文化表象の特異性を裏書きしている。少女小説が登場したのは、明治30年代のこと。その系譜は近年のコバルト文庫に至るまで、百年にもわたる歴史をもつ。だがその内容や領域に一貫性はなく、ときに相反する特性をも包摂する。これは、いわゆる欧米の「家庭小説」などとも一線を画すと筆者は指摘する。 明治後期、いわゆる少女向け読みものとしての少女小説が誕生。だが同時期書かれた田山花袋「少女病」等、青年と若い娘の恋愛小説もまた、少女小説と呼ばれていた。無垢(むく)なる性愛対象という「少女」は、後発近代化国・日の成人男性にとって、抑圧された自らの自然を回復するための救世主でもあった。このあり方は、その後次第に教育的配慮とは齟齬(そご)をきたす。 近代教育における少女への要請もまた、

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    osaka_jin 2013/08/23
  • 「日本のタコ学」書評 「頭」か「腹」か、から「心」まで|好書好日

    のタコ学 [編著]奥谷喬司 ここ20年で大飛躍をとげた日の「タコ学」。その成果を集めた論文集となれば一読せずにいられない。たとえば「タコの体」は、どこが頭でどこが背中なのか? 最新の理解によれば、一般に坊主頭と思われている部分は、内臓が入っているので「腹」。眼(め)と口と脳がある場所は8足の股座(またぐら)に収まっているが、「頭」に当たる。 その頭に8足がくっ付いているから、彼らは「頭足類」と呼ばれる。一方、口がある部分を「体の尖端(せんたん)(前)」とすると、坊主頭の先っぽは体の後端となる。また、ふつうは内臓がある方が腹(表〈おもて〉面)なので、その逆側に付いている足や口は背(裏面)にあると言うしかない。要するにタコと人間の体は別の進化系統に拠(よ)っているのだ。 ところが、謎だらけのタコの体も、その設計図が腹側に神経を置き背側に内臓を置くという点でクラゲ(刺胞動物)やハエ(節

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    osaka_jin 2013/08/23
  • 「トロツキー」書評 革命と共に変貌、複雑な性格描く|好書好日

    トロツキー(上・下) [著]ロバート・サーヴィス トロツキーを20世紀の革命史にどのように位置づけるか、書はそれを試みた書だが、著者はイギリスのロシア史専攻の歴史学者。これまでに『レーニン』『スターリン』を著し、書で3部作が完成することになる。 著者は、まず序文で「ロシア外の人物でトロツキー主義者以外の手による初の完全なトロツキー伝」と自賛する。読後、なるほどとうなずける半面、トロツキーの思想やその運動の結末が充分(じゅうぶん)に分析されているとはいい難い。ただしトロツキーの60年の生涯は丹念に描写されている。記述も日人好みの編年体で追いかけるのでかなりわかりやすい。これまでの類書の如(ごと)く、スターリンとの対比やその葛藤は書の軸にもなるし、革命路線への姿勢などは、著者の思い入れもあって際だって明確な分析になっている。 トロツキーは、レーニンに対して自らを同一化することにより革命

    「トロツキー」書評 革命と共に変貌、複雑な性格描く|好書好日
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    osaka_jin 2013/07/20
  • 本の記事 : 「檸檬」丸善、京都に再び 閉店10年、ファンに応えて - 北垣博美 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    2005年10月、閉店を惜しむ客たちが、京都の丸善書店にそっと残したレモン。店は「忘れ物」として文庫「檸檬」と一緒に置いた=中京区 作家、梶井基次郎(1901~32)の代表作「檸檬(れもん)」の舞台となったことで知られる丸善書店が、2015年春、京都市内に再出店することになった。05年に閉店してから10年。「ファンの声に応えて」オープンを決めたという。 書籍販売業大手の「丸善」(社・東京)が、京都・三条通麩屋(ふや)町に出店したのは1907(明治40)年だった。その後、40(昭和15)年に河原町通蛸薬師上ルに移転した。25(大正14)年発表の小説に登場するのは前者の店舗だ。 「檸檬」の主人公「私」は、梶井と同じく旧制第三高等学校(三高)に通っていた。ある日「二条の方へ寺町を下り」、そこにあった果物屋でレモンを購入。「何処(どこ)をどう歩いた」のか、丸善へ。そして画集の上に、そのレモンを

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    osaka_jin 2013/06/25
  • 本の記事 : 公立「ツタヤ図書館」オープン 佐賀・武雄市に - 安楽秀忠、東郷隆 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    年中無休で、DVDやCDもレンタルでき、開放的な館内でコーヒーを飲みながらページをめくれる――。生まれ変わった佐賀県の武雄市図書館が1日、オープンした。運営は、レンタル大手「ツタヤ」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)。賛否双方の声があがる中、新図書館の試みが注目される。 もともとあった公立図書館を改装した。市中心部に位置し、そばに大型ショッピングセンターもある。3月31日には内覧会があり、約1200人の市民が一足早く新図書館を体感した。 正面玄関から中に入ると、販売用の雑誌が平積みされたコーナーがいきなり展開する。右手にはコーヒーチェーン・スターバックス、左手には3万枚のCDと4万5千枚のDVDを有料でレンタルするコーナーも。やマンガも販売され、感覚はツタヤの店そのものだ。 ■座席で飲み物 図書館ゾーンは、その奥と2階部分。開架式の書棚には20万冊の蔵書が並ぶ。文学・

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    osaka_jin 2013/04/09
    税金で物を売る。公共の市場化。どっかで聞いたような・・・東京の公立中学に進学塾を参入させ、塾を儲けさせた民間人校長がいた。サッチャーがやった「公教育の市場化」のままだが、様々な問題が露呈したようだ。
  • 本の記事 : ジャレド・ダイアモンドの新著「昨日までの世界」 - 星野学 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    少子高齢化で先進国はどこも、社会のかじ取りに頭を痛める。そんな中、「国家成立前の伝統的社会に学ぼう」と大胆に提言するのが、学際的な文明論で知られる米国の研究者ジャレド・ダイアモンドだ。2月に邦訳が出た新著『昨日までの世界』(日経済新聞出版社)では、子育てや高齢者対策など身近な問題について、現代に生かせる伝統的社会の知恵を探る。 文明化が進歩の結果ならば、伝統的社会の習慣を採り入れることに、どんな意味があるのだろう。 ダイアモンドは言う。「テクノロジーは確かに進歩したが、現代文明のすべての面が昔より優れているわけではない。今と昔に共通する問題を考えるならば、伝統的社会から学べることは多いはずだ」 糸口に、九つの分野を示した。たとえば高齢者対策については、労働礼賛や自助を尊ぶアメリカ的価値観が高齢者を社会の隅に追いやっていると批判。高齢者を生き字引として大切に遇する伝統的社会を挙げつつ、「一

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    osaka_jin 2013/03/22
  • コラム別に読む : 出雲と大和―古代国家の原像をたずねて [著] 村井康彦 - 長薗安浩 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■邪馬台国は“出雲”が立てたクニだったのか 今年、伊勢神宮は20年に一度の、出雲大社は60年に一度の遷宮を迎える。 伊勢神宮が大和政権の祖神、天照大神を祀っていることを考えれば、「古代国家の原像をたずねて」という副題がついた村井康彦の『出雲と大和』は、そのタイトルだけですでに興味深い。しかも帯には、〈邪馬台国は出雲勢力が立てたクニである!〉と書かれているではないか。 村井がこの説にたどりつくきっかけは、〈大和朝廷に隷属する存在でしかなかった〉とされてきた出雲論への疑心だった。村井の疑問は、3つのデータに基づいていた。 (1)朝廷が崇めた大和の三輪山の神が、なぜ出雲の大国主神と同神である大物主神なのか? (2)8世紀はじめ、出雲国造が朝廷で奏上した神賀詞(かむよごと)の中で貢置を申し出た「皇孫の命の近き守神」が、三輪山の大神(おおみわ)神社、葛城の高鴨神社など、いずれも出雲系の四神だったのは

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    osaka_jin 2013/03/22
  • コラム別に読む : 補陀落 観音信仰への旅 川村湊さん - 依田彰 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

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    osaka_jin 2013/03/22
  • 「機械との競争」書評 「テクノロジー失業」世に問う|好書好日

    技術の進歩によって人間の労働力がいらなくなり、失業が増えるのではないか」という疑問をテーマに、デジタル技術の急速な進歩が雇用と経済におよぼす影響を明らかにし、その対策を… 機械との競争 [著]E・ブリニョルフソン、A・マカフィー 「雇用」こそ、いまの世界経済の最大の課題だろう。書のテーマもそうだ。ただし扱うのは足元の景気のいかんを問わない、もっと長期的、構造的な問題だ。いずれ人間は機械やロボットに駆逐されてしまわないのか——と。 デジタル技術はコピーや普及を容易にし、勝者はグローバル市場を総取りできる。必然的に多くの負け組が生まれ、失業者が増えやすい。 書が「テクノロジー失業」と名付けるそうした雇用喪失は、いま空前の規模で広がっている。昨今のコンピューターやインターネットの進歩があまりに速すぎて、企業も政府も、そして人々も対応しきれていないからだ。 それでも著者は未来を楽観する。「コ

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    osaka_jin 2013/03/22
  • 「吉田神道の四百年」書評 神使いの「仁義なき戦い」|好書好日

    吉田神道の四百年 神と葵の近世史 (講談社選書メチエ) 著者:井上 智勝 出版社:講談社 ジャンル:新書・選書・ブックレット 吉田神道の四百年 神と葵の近世史 [著]井上智勝 まさに吉田神道を主軸に据えた神道各派の「仁義なき戦い」である。 きっかけは、応仁の乱にともなう社会の混乱を利して、日中の神を統率する「神使いの覇者」を目指した吉田兼倶(かねとも)の野望にあった。この人、社会と人心の荒廃に嫌気のさした伊勢のご神体が「神宮を抜け出して吉田神社の斎場所に飛び移ってきた」と称し、伊勢の権威を奪い取ってしまう。また神道界のトップ神祇(じんぎ)伯・白川家と同等の肩書を創設し、神位・神職の位階を授与する権限を掌握する。 仕上げに、吉田神道は死んだ家康を神に格上げする寸前まで行くのだが、当時ローカルな神道だった「山王一実神道」での祭祀(さいし)を推す天海僧正に阻まれる。 正一位の位階を分霊とセット

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    osaka_jin 2013/03/19
  • コラム別に読む : アベノミクス酔い止め本をもう1冊 - 尾関章 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト