湾岸エリアの新築マンションのモデルルーム。五輪効果もあり、多くの家族連れでにぎわった=東京都中央区副都心線と東急東横線の相互直通運転が始まり、観光客でにぎわう横浜中華街=横浜市中区、菊池康全撮影 五輪開催、新幹線開業、世界遺産登録……。日本列島に明るさが戻りつつあるなか、「特需」にあやかりそうな日本各地の地価はどうなっているのか。 3大都市圏の商業地、5年ぶり上昇 大型台風が迫る連休中の15日、早朝から強い雨が断続的に降ったが、東京都江東区豊洲に建設される44階建てマンションのモデルルームは、多くの家族連れでにぎわった。 「オリンピックが決まって迷いがなくなった。絶対買いたい」。千葉県浦安市の男性会社員(68)は興奮気味だ。五輪の競技場や選手村が集中する湾岸エリアは開発が一気に進んで住みやすくなると期待し、「残りの人生は湾岸で過ごす」と決めた。 続きを読む関連記事3大都市圏の商業地、