キルギス南部オシ(Osh)から20キロの距離にあるキルギスとウズベキスタンの国境沿いの町Vlksmで、国境を越えてキルギス側に戻るウズベク系の避難民たち(2010年6月18日撮影)。(c)AFP/VIKTOR DRACHEV 【6月19日 AFP】キルギス南部で発生した民族衝突で、同国のローザ・オトゥンバエワ(Roza Otunbayeva)暫定大統領は18日、死者数が保健省の推計を大幅に上回り、2000人に上る可能性があるとの見解を示した。国連(UN)によれば、キルギスの民族衝突により100万人が影響を受けた恐れがある。 オトゥンバエワ暫定大統領は18日、約1週間前の衝突発生後初めて南部オシ(Osh)を訪問。ラジオ番組で、キルギス保健省が同日発表した死者数192人について、実際の死者数よりもはるかに少ないとの見解を示し、「キルギス南部における公式死者数を10倍以上に引き上げる必要があるだ