印刷 メール 震災後 詩を信じる、疑う 吉増剛造と谷川俊太郎(1/2ページ) 吉増剛造さん=竹谷俊之撮影 谷川俊太郎さん=安冨良弘撮影 東日本大震災は、言葉のみで作られる詩の世界の地軸をも強く揺さぶった。詩人たちは、震災後の世界とどう対峙(たいじ)し、自らの仕事や役割をどう位置づけているのか。日本の現代詩を代表する吉増剛造と谷川俊太郎にいま「詩とは何か」を聞いた。 ■吉増剛造 言葉を粉々に砕き、別の声を出す 昨年、岩手県陸前高田市を訪ねました。コンビニ店の青い看板、畳、年賀状が落ちている。ブルドーザーが大きな手でがれきを掻(か)き出していた。その時、それらは名付け得ぬものであり、撮影したり表現したりしてはいけないもの。ただ頭をさげなくてはいけない。そんな声が聞こえてきた。 普通に通用している言語では表現できないような深いことを経験されたから、つらくて口をつぐんでいる方は多い。テレビの映像や
印刷 「どげせんR」(C)RIN/少年画報社「謝男(シャー・マン)」(C)板垣恵介/日本文芸社土下座ストラップ(C)zariganiworks/KITAN CLUB〈楽天で検索〉 不祥事のたびに企業トップが頭をこすりつけて謝罪し、選挙があれば候補者は有権者にひれ伏して投票を呼びかける。そんな土下座インフレとも言える状況の中、土下座をテーマにしたマンガやストラップがヒットしている。 ■座礼なのか処世術か 「土下座観の相違」を理由に、共作者2人のガチンコ対決にまで発展した土下座マンガがある。その名も「どげせん」。1〜3巻で計約70万部の人気作だ。ところが昨秋、企画・全面協力の板垣恵介さんと作・画のRINさんがコンビを解消。週刊漫画ゴラクでの連載も終了した。 「どげせん」は、主人公の高校教師・瀬戸発(せと・はじめ)が、土下座を武器にトラブルを切り抜けていく物語。ひたすら頭を下げることでヤク
印刷 AIJ投資顧問に業務停止命令を出したことを発表する自見庄三郎金融相=24日午前9時38分、国会内、仙波理撮影 独立系の投資顧問会社、AIJ投資顧問(東京都中央区、浅川和彦社長)が企業年金から預かった約2100億円の資産の大半が無くなっていることが24日、わかった。資産が外部にさらに流出することを避けるため、金融庁は同日、金融商品取引法に基づき1カ月間の業務停止命令を出した。 金融庁と証券取引等監視委員会は今後、年金資産の大半が無くなった原因が、運用の思惑が外れて出た損失なのか、AIJによる無断流用なのか、などを調べる。調査の結果次第で刑事告発も辞さない構えだ。 AIJは金融庁に「失われた額や理由は説明できない」と報告しているという。AIJの代理人の弁護士は24日午前、「現在、(金融当局の)検査を受けている最中なので話すことはできない。話せる状況になれば、きちっと説明する」と話し
月刊誌「文芸春秋」の最新号(2012年3月号)に、37年前の同誌に掲載された論文「日本の自殺」がトップで再掲載されるという異例のことが起きた。きっかけになったのは、朝日新聞が12年1月10日付け1面に掲載した若宮啓文主筆の「日本の自殺」に書かれていたことが現実になってきた、という記事だった。 また「日本の自殺」を書いた「グループ一九八四年」は誰なのか謎とされていたが、今回、当時の編集長がその正体も明かしている。 政治家やエリートは大衆迎合主義をやめろ 「日本の自殺」はもともと同誌の1975年2月号に約22ページにわたり掲載されていた。高度成長に湧き豊かさを享受している現在の日本だが、かつて栄華を誇った古代ギリシャ、ローマ帝国の衰退と没落と同じ道を歩いている、という視点で書かれている。 「ほとんどすべての事例において、文明の没落は社会の衰弱と内部崩壊を通じての『自殺』だったのである」 とし、
フランクな語り口で人気のあった証券会社のツイッターアカウントが、近く削除されることが突然発表された。その理由が「情報配信に携わる者は全員退職するため」だというから穏やかではない。 最近まで自社の業績について「自虐発言」を繰り返すなど、ネット上では注目を集め続けていたが、2012年2月22日、ついに削除されてしまった。 「ディーラーや情報配信に携わる者は全員退職」 アカウントは、ひまわり証券(東京都港区)「金融市場チーム」が運営しており、9000人以上のフォロワー(読者)がいた。ツイートの内容は、マーケットの動向を伝えるものがほとんどだが、「財務大臣の安住君」といった、ややフランクに過ぎる表現も散見され、その点が逆に人気を呼んでいた。 異変が最初に起こったのが、2012年1月30日。「中の人」の一人が、 「私事で恐縮ですが、来月で退職する事になりました。皆様からのコメントを読むのが非常に楽し
任天堂の岩田聡社長がツイッターで、自社を批判する記事について、「まるでゴシップ誌のような手法が採られていることに驚いている」とつぶやいた。 名指しはしていないが、どうやら「日経新聞」に掲載された記事をさしているようだ。経済界に強い影響力を持つ日経をゴシップ誌扱いしたということで、インターネットで話題になっている。 「世界のゲーム市場で先頭を走っていたのは、ほんの数年前」 2012年2月22日、任天堂の岩田社長はツイッターで、「月曜日に電子版媒体で当社に対する不正確な報道がありました。」と記した。しかも、このようなことが何度か続いているとし、「文脈を無視して恣意的に言葉を抜き出したり、事実と憶測を混ぜて書いたり、まるでゴシップ誌のような手法を採られていることに驚いています。」という。 そのつぶやきからは、岩田社長がかなり強い憤りを感じていると推察できる。 岩田社長が「ゴシップ誌のような」と指
印刷 本屋さんでもブックカバーはつけてもらえるけれど、デザインは味気ないし、使い捨ては気が引ける…。そこで今回は、通勤・通学に、カフェのおともにと、思わず持ち歩きたくなるステキなブックカバーをセレクト。本が汚れたり傷んだりするのを防ぎ、本のタイトルを隠してプライバシーも守ってくれる。こんなブックカバーを持っていれば、読書がもっと楽しくなってしまうかも!? 商品サーチブックカバー本革合皮リサイクルレザー布帆布和柄今回取り上げている商品PVCレザーブックカバー SION 水に強く、汚れた時のお手入れも簡単。それでいて上質感も演出してくれる、PVCレザー製ブックカバー。表面にはフッ素加工が施されているので、油の多い料理の汁や化粧品がついても、サッとひとふきすれば大丈夫。読みかけの場所を簡単にキープできる便利なしおり機能もあり、7つのサイズにそれぞれ8つのカラーバリエーションが用意されている。 こ
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愛知県は23日、同県犬山市の自動車部品製造会社「大同メタル工業」(本社・名古屋市)犬山事業所で、有害物質を含む強酸性の廃液が地下に漏れる事故があったと発表した。 県は敷地内や事業所周辺の井戸水を採取するなどし、汚染の状態などを調べている。 県環境部によると、漏れたのは自動車部品などをメッキ処理した後に出る廃液で、高濃度の鉛やフッ素、ホウ素などの有害物質が含まれている。特別管理産業廃棄物として処理するため、事業所内のコンクリート製貯蔵槽で保管していた。 同社によると、今月17日から20日までの間、最大8000リットルが漏れたとみられる。担当者が20日夜、廃液が減っているのに気付き、21日に貯蔵槽を空にして調べたところ、底が一部破損しているのが確認されたという。貯蔵槽内部には耐酸性の処置が施されていたが、長年の使用で劣化したらしい。 同社は、廃液で汚染された土の除去を進めており、「地域
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