映画『ドキュメンタリー映画 100万回生きたねこ』より (C)ノンデライコ、contrail、東風 絵本作家・エッセイストの佐野洋子が1977年に発表した「100万回生きたねこ」。累計180万部を数えるこの絵本が、なぜ世代を越えて読み継がれているのか。 佐野洋子の世界を紐解いていく『ドキュメンタリー映画 100万回生きたねこ』が12月8日(土)より公開される。『LINE』(2008年)に続く今作で、一冊の絵本でつながった作者と読者の生と死、“姿を映さない”という条件で許された撮影、そして作品の構造について小谷忠典監督が語るインタビューを掲載する。 ぼくの価値観や固定観念を崩してくれた人 ──本作を撮ろうとしたきっかけは? ぼくは大阪生まれで、ずっと地元で映画を作ってきましたが、2008年に『LINE』というドキュメンタリー映画の製作をきっかけに30歳で上京しました。それでせっかく東京にいる
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