東芝、パナソニックなどは家庭用の蓄電池を発売する。今夏に東京電力管内が深刻な電力不足に陥る恐れがあるため、政府は家庭にも15~20%の節電を求めた。各家庭が夜間に蓄えた電力を昼間に利用すれば、昼間の瞬間最大使用電力を抑えられる。東芝は2012年に予定していた発売時期を今年の6月に前倒しする。年度内に発売予定のパナソニックも前倒しを検討する。経済産業省は蓄電池の家庭への普及を後押しするため、購入者
渡邉信教授筑波大学は東京教育大学時代から藻類の研究が盛んであった。現在も藻類の分類・培養・解析などのプロフェッショナルが集結し、日本の藻類研究をリードしている。そのような中、渡邉信先生の率いるCREST藻類エネルギー技術開発プロジェクトチームは国内外から脚光を浴びている。 藻類からオイルを採る? 化石燃料である石油は、いずれ枯渇する。「工業的レベルで石油を作り出すこ と」は、21世紀を生きる私たちにとって切迫した課題なのである。 大豆やトウモロコシといった陸上植物から油をとり、燃料とすることはすでに実 用化されている。しかしながら、本来食糧生産のために使っていた耕地で燃料用 の作物を育てるため、食糧価格が高騰すると言った問題が生じている。また陸上 植物のオイル生産能力は1ヘクタール当たり年間0.2-6tと決して高くない。 藻類からオイルができるということは、一般的にはそれほど知られていない
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