意識と無意識はどこが違うのか分かりますか? 今回紹介する本は、フランス人の世界的な認知神経科学者スタニスラス・ドゥアンヌが書いた「意識と脳」。 最新の研究結果をもとに、謎が解明されつつある人間の意識に迫ります。 読んで感じたこと意識はひとつのことしか処理できない1番面白かったのは、意識と無意識の情報処理のやり方の違い。 無意識は、たとえば目で見るものや耳から聞こえるもの、呼吸や体温調節など、あらゆることを同時に処理しています。 一方意識は、1度にひとつのことにしか注意を向けられません。しかも処理できる早さはせいぜい0.3秒に1つと非常に遅い。 これは、無意識から上がってきた無数の電気信号の中からひとつを選びとり、それを脳全体に強い脳波で情報共有をしているため。 意識がマルチタスクできないということは、わたしたちが日常何かやるときもシングルタスクに集中した方がいいということですね。 自己理解
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