米国防総省(ペンタゴン)の情報機関として知られるNSA(国家安全保障局)の長官を務めたキース・アレクサンダーが9月9日、アマゾンの取締役会に加わったことが開示資料で明らかになった。 アレクサンダーのアマゾンの取締役への就任は、タイミング的に非常に興味深い。国防総省は昨年10月、110億ドル(約1兆1700億円)相当の軍事クラウドの構築事業を、マイクロソフトに委託する契約を発表したが、アマゾンがそれに異議申し立てを行い、見直し作業を行った結果、当初の予定通りマイクロソフトに委託すると9月4日に発表したばかりだ。 これに対しアマゾンは、トランプ大統領がジェフ・ベゾスCEOを個人的に嫌っているため、マイクロソフトに有利な決定を下したと主張していた。 アレクサンダーは2005年8月から2014年3月まで、NSAの長官を務めており、NSA元職員のエドワード・スノーデンは、アレクサンダーが米国のスパイ
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