発見した全長100メートル以上の鳥の地上絵について説明する山形大の坂井正人教授=山形市小白川町1の山形大で2019年11月15日午後2時5分、的野暁撮影 山形大は15日、世界遺産「ナスカの地上絵」で知られる南米ペルーのナスカ台地で、同大の坂井正人教授(文化人類学・アンデス考古学)らが新たに143点の地上絵を発見したと発表した。これまで見つかっていた約70点の約2倍の数となる。このうち1点は日本IBM(東京都中央区)のAI(人工知能)を活用して見つけた。 2016~18年の現地調査で、主にナスカ台地西部で紀元前100年~紀元300年ごろに描かれたと考えられる絵を142点確認した。人間や鳥、猿、魚、ヘビ、キツネ、ネコ科動物、ラクダ科動物などが描かれており、最も大きいのは全長100メートル以上の鳥とみられる絵。土器の破壊儀礼を行った空間と考えられるという。
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